保育所のクリスマス会なので、よかったらお母さんも見に来てください、
(それよりもクリスマス会までに登園してきてください)と言われ、特に急ぎの仕事もなかったので、ミトモを預けに行ってそのまま部屋に残る。
月曜日の10時なんて、そんなに保護者は参加しないだろうと思っていたら、ほとんどのお母さんが来ていて驚く。中には両親で来ている人もいてさらに驚く。

ちょっとだけ見たらすぐに仕事に行く予定だったけど、お母さんと一緒にツリーの置物を作ると聞いて、ミトモだけ1人なのは可哀想に思い、最後まで居ることにした。

最初に、1歳児が前に出て音楽に合わせて踊るという出し物だったらしいが、名前を呼ばれても誰も返事せず(私は見なかったのだけれど、ミトモだけ恐る恐る手を挙げたらしい)他の園児や保護者たちの視線にみんな固まってしまい、全員微動だにせず終わってしまった。
先生は「練習の時は、みんな楽しそうに踊っていたんですよー」と弁明に必死だったが、固まらない1歳児の方が不自然だろう。

ミトモは私が部屋の後ろにいるのに気が付いたようで、出し物が終わってもとの責に戻された後も、しょっちゅう後ろを向いては私を探していた。
見つかると泣き出すかと心配したけれど、見つけても泣かずにしばらくじっと見つめてはまた前を向き、また振り向いて探すことを繰り返していた。

最後まで居る予定だったけれど、他の子ども達の歓声やお母さんたちの話し声にイライラしてきたので、ツリーの置物をさっさと作り終えて、仕事に向かうことにした。
新しくできた電車に乗って友人宅へ行く。
今日から開通のせいか、絶対にラッシュアワーなんか無さそうな路線だというのに、駅やホームには人が山のように居た。

駅内では路線グッズも売っていて、明らかに電車オタクと思える人たちが群がっていた。
その中に私もミトモを連れて混じって、なんとか記念のボールペンを買う。
全然興味はないのだけれど、雰囲気に飲まれて友人と自分の分と2本も買ってしまった。

せっかく家族団らんクリスマス中の友人一家に、悪かったなあと思いつつ、夕方過ぎまで居座ってしまった。
ちょっと駅前の茶店で話しだけしたらすぐに帰ろうと思っていたのに。反省。
朝、友人からクリスマスのプレゼントが届いた。

ここ最近、ミトモへのプレゼントは貰うことはあれど、私が貰うことなんてめっきり無かったから、嬉しさ倍増だ。

貰ったCDを聞きながら、いつかのんびり作れる日が来るといいなあと紋様を眺める。
嘘泣きもするようになった。
要求が通らないと、目をぎゅっと閉じて、鼻の上にしわを寄せて
「えーーん」とひらがなそのままのわざとらしい泣き方をする。

嘘泣きってばれてるよと言うと、少し怒った顔をする。
積み木も最近は5,6個は当たり前のように積めるようになった。

時々7個まで積んでいる。

今日、初めて8個積むのに成功した。

ほとんどミトモの目の高さだ。

「おー」とミトモと二人してパチパチ拍手しながら歓声を上げたが、
やはり奇跡の8個だったのか、その後はさっぱりだった。
友人からもらった絵本「ぴょーん」が最近のお気に入りのようで、すぐに読んでと持ってくる。
ページを捲る時に、「ぴょーん」と大げさに言っていたら、最近は自分でも「ばーん」と大声で言うようになった。
「ぴょーんやで」と言っても「ばーん」と両手を挙げて叫んでいる。

何度も読んでいると面倒になってきていい加減に読むと、本を取り上げて彼へ「はいっ」と渡してしまう。

そんなに露骨にクビにされると、少し悔しくなってくる。でもほっとする。
今まで音楽が流れると、腰を浮かして前後にこくこくとリズムを取って踊っていた。
それが今日急によこのりに変わった。

音楽が流れると、まるで幼児番組のお姉さんのように、上半身を左右に振って音楽に乗っている。リズムも結構合っている。

多分、保育所でみんながそう踊っているのじゃあないだろうか。
土曜日でも彼は仕事なので、ミトモと二人でなんばをウロウロする。ボーナス後でクリスマス前のなんばは信じられないくらいの人だかりで、そんなに金持ちでいいなあと思いながらも、私たちもそう見られているんだろうと思う。

夕方になって彼から仕事が終わったと連絡が有ったので、それじゃあ外でご飯食べようと日本橋まで来てもらう。

そして3人でイタリアンレストランへ。

ちょうどいい具合に一番奥のボックス席が空いていて、授乳もできる。

ミトモはビン詰めの離乳食を買ってきたので、授乳後はそれを食べさせる。
お腹が一杯になったミトモは、持ってきたおもちゃや絵本でずっと遊んでいた。

こんな時、アレルギーさえなければ、少しくらい大人と同じものを食べさせてもいいかと思うけれど、ミトモにはそれができない。
ぱっと見た目に卵や乳製品が使用されていないようでも、それは見ただけでは分からない。いちいち店の人に聞くわけにもいかない。

いつか一緒に食べられたらいいねえと話しながら、ワイン2杯を飲んでふらふらになってしまう。

最近本当にお酒が弱くなった自分に驚く。
月曜日に受診してからもいっこうに治る気配が無い。

仕方が無いので、いつもの先生に診てもらいに行く。
総合病院なので、特定の先生に受診するには曜日が決まっているのが厄介だ。

これまでの経過を説明して、飲んでいる薬の説明書を見せた。

「結構強い薬出されてますね。ほら、ステロイドのリンデロンも入ってますよ。」と少し驚いたように言われた。
月曜の昼から飲まして、昨日の夜に最後飲ませたことを言うと、まあいいでしょうとさほど問題では無いようだった。

胸の音を聞いてもらい喘息は出ていないと言われて安心する。

一応疑ってみましょうと、肺炎になっていないかレントゲンを採ることになった。

レントゲン室では、裸になって小さな台の上に両腕を上げたままベルトで固定されると、ミトモは狂ったように泣き叫んでいたが仕方が無い。

結果は、レントゲンは上手く撮影できず判断できなかったが、まあ大丈夫でしょうと新たに薬を処方してもらう。

ミトモは泣きつかれてぐったりとなっていた。
相変わらずミトモは、たらこのDVDを流すと楽しそうに踊っている。

最近では一緒に
「たーたー」と歌うようになった。

そして自分が見たくなると、テレビ台に置いているDVDの箱を取りに行き、私のところにやってきては
「たーたー」と言って体を揺さぶっている。
それでも無視していると、今度はテレビのリモコンを持ってきて
「たーたー」と私の前で踊りだす。

そこまでされると私も仕方なく、見ていた番組を諦めて「たらこ」を流してやることにする。

流れ出すとテレビの真下に行って、嬉しそうに踊っているミトモを見ると、まあいいかあと思ってしまう。