一度行ってみたいお店があり、調べた限りではベビーカーでは入れそうもないところなので、スリングにミトモを入れて出かける。

やはりスリングで出かけると移動が簡単で楽ちんだ。

随分と重くなったので、長時間抱えているとかなり腰に負担がかかってくるが、スリングだと電車でも席を譲って貰えることが多いので、そんなに立っている時間は多くない。
大抵のデパートではベビーカーを貸してくれるので、いつもそれを利用する。

欠点は沢山の買い物ができないこと。借り物のベビーカーでウロウロしていると、つい色々と買ってしまいそうになるが、帰りには荷物とミトモと抱えないといけないので気軽には買えない。

今日は少しのチョコレートと台所のスポンジと、本を1冊買っただけなので荷物の量はわずかに増えただけだったけれど、眠ってしまったミトモは倍の重さになってしまった。
半月ほど前から、座った状態で首を上下に「うんうん」と何度も振るようになった。特に話しかけられた後には嬉しそうに「うんうんうんうん」と、張り子の虎のように首を振っている。
こっちもマネをして振ってみせると、さらに振り続ける。
でも見ていると、重たい頭のバランスが取れなくて振っているようにも見える。一度振り始めたら勢いで止められないようにも思える。

それでも本人はとても楽しそうだ。
未だ胸囲よりも大きい頭を振っているミトモは、不二家のペコちゃんみたいで面白い。
ミトモの授乳を終わらせた後、彼とミトモを置いて花屋のKちゃんに会いに行った。まだ沢山有ったじゃが芋と玉ねぎを手土産にする。

Kちゃんは、街中のベビーカーを押してカフェに入っている親子連れを見て「そこまでして入りたいんか」と思うそうだが、そこまでしても入りたいのだと反論する。一緒に働いている小学生の息子を持つKちゃんのお姉さんも、そういうもんだと賛同してくれる。

ただそういうところに入ってもゆっくりと落ち着いていられることは無く、気を使って余計に疲れることもよく有ると私が言うと、お姉さんがそんなに気を使わなくても良いよと言ってくれる。
でもやはり自分がゆっくりしている時に、子どもの騒ぐ声や泣き声が聞こえてくるのはとても腹立たしい。お茶を飲むと言うことだけではなく、その時間や空間も楽しみに来ているのだから、それを他人が邪魔するのはたとえ子どもの泣き声でもいけないと思う。
自分の楽しみのために他人の楽しみを奪ってはいけないはずだ。

だからミトモ連れで居る時は、くつろぐとは無縁の状態でお茶を飲んでいるのだけれど、やはりそこまでしても飲みたいんだ。
数少ない彼の2連休の週末、彼のお父さんの入院先へお見舞いに行く。
というよりも、お父さんお母さんにミトモを会わせに行く。

入院しているお父さんも辛いだろうが、毎日付き添っているお母さんがもっと心配だった。それまで月に一度はミトモに会わないと気が済まないお母さんだったのが、ここ数ヶ月は忙しくて会いに来るどころか電話さえ少なくなっていた。
なのでこちらからミトモを連れていくことにした。

2人とも私や彼のことはどうでも良い様子で(それで構わないのだが)GWよりも大きくなったミトモに嬉しそうだ。

1時間ほどお見舞いをして大阪に戻る。電車を乗り継いで1時間ちょっとかかるので、私にとってはちょっとした旅行気分だが、お母さんは自宅から病院までバスで1時間くらいしかかからへんからそんなに大変じゃないよと言っていた。
その感覚の差にカルチャーショックを受ける。
今週はとても忙しくて、毎日誰かと会っていた。
昨日は一緒に美術館までシャガールを見に行こうと誘われていたけれど、はるちゃんがくるので断ってしまった。
どうしてこんな時に限って重なるんだろう。いつもなら全然構わないというのに。

今日はようやく何の予定もない一日だったので、ずっと行こうと思っていた西松屋に行って来た。薄い長袖のロンパースがなかなか見つからなくて、ここなら有ると思ったらやはり有った。なかなかやるぞ西松屋。
ミトモは素肌になるとやはり痒いらしくて、湿疹もないのに掻きまくってしまう。夏になってきたので暑いだろうと半袖を着せてみたら、やはり気が付いたら腕がひっかき傷だらけになっていたので、夏でも長袖は必要だと買い足すことにした。

3枚で980円。夏仕様なのか安いからなのか生地が薄くて、今着せている長袖よりも少しは涼しそう。

小さな紙パック入りの麦茶も買い、これで毎日ストローの練習をすることにしよう。

夕方、ベビーマッサージの先生に連絡して、昨日もらったじゃが芋と玉ねぎをお裾分けさせてもらう。
今日は朝から待ち遠しい気持ちでそわそわしていた。
以前住んでいたマンションの上の階に住んでいたはるちゃんが、遊びに来ることになっていたからだ。
はるちゃんは結婚して九州に行ってしまった。その後、子どもを連れて遊びに来てくれたのが去年の夏だった。

はるちゃんとはそれまで色んな話しをしてきたし、少なくとも私はとても大切に思っていた。お互いどんな将来を過ごしているかは分からなかったが、2人とも子供を持つ生活をしているなんて絶対に想像していなかった。
去年会った時には、まさかこんなことになるとはねえと本当に2人で驚いていた。

昼過ぎに、沢山のじゃが芋と玉ねぎを持って現れたはるちゃんは、相変わらずはるちゃんのままでとても嬉しくなる。しばらく部屋で話しをした後は、いつもの近所のケーキ屋に行ってまた話し続ける。過去の話しやママ友の話し、それとこれからの話しにいちばん盛り上がる。
そういえばはるちゃんとはいつでも、この先どうやって稼いでいくかということを話し合っていた気がする。

ミトモが途中で眠ってしまったおかげで、ゆっくりとした時間を過ごす。
また大阪に帰ってきたら気が向いたら遊びに来てねと言って、マンションの前ではるちゃんと別れた。
1ヶ月ぶりに肌の状態を見せに病院へ行く。ミトモを診てもらっている先生は、日に日に評判が広まっているらしく、今では予約しないと受診できないことになってしまっているらしい。治療内容はもちろんのこと、じっくりと話を聞いてくれることも大きいのかも知れない。先生を紹介したMさんも20分も色々と話を聞いてくれたと言っていた。

もちろんミトモもちゃんと予約を取っての受診なので、そんなに待つことはないだろうと思っていたら、私たちの前に入った親子が30分以上経っても診察室から出てこなかった。おかげで1時間近く待たされてしまう。じっくりと診てもらえるのは嬉しいが待たされるのは辛い。我が儘な患者だ。

ミトモは6月に入ってからは全然問題なく、塗り薬も一度も塗っていないと先生に話す。先生も、この調子なら1歳になる頃に再度血液検査をして、(アレルギーのある食べ物を)試していっても良いでしょうと言われる。

病院に通い出して、初めて何の薬も処方されずに診察を終えた。

受診後、予約してあった三種混合の第1回目の予防接種を受ける。
針を刺された痛みより大人3人に押さえつけられたことが嫌だったらしく、大泣きはしたものの、注射を終え手を放されるともう泣きやんでいた。

待合所のイスにらせて服を着せていると、側にいたお母さんが「何ヶ月ですか?」と聞いてきた。7ヶ月過ぎですと言うと「ああ結構もう大きいんや、だからもう座れてるんやわ」と隣にいたお父さんに言っていた。
ミトモが小さいので、早く(5ヶ月くらい?)から座っていると驚いたらしい。
2歳になった娘Yちゃんのいる友人(み)ちゃんが遊びに来てくれた。今日は(夫)さんが休みなので1人でやって来てくれた。

昼からのんびり行くよと言われていたので、昼過ぎからずっと待っていたのだけれどなかなか連絡がない。Yちゃんが愚図ってるのかなとか、体調が良くなくて外出が面倒なのかなだとか想いながらも、こちらからは連絡せずに待っていた。連絡すると来なくちゃ行けないと思ったら、と勝手に1人悶々としていた。

このまま考えていても仕方がないので、買い物にでも出かけて気分転換をしようかと思って準備をし始めたと同時に、今から行くよとメールが入りようやく安心する。

せっかく1人で来てくれたものの、ミトモが居るのでやはりミトモに気持ちが幾分か行ってしまう。少しでもYちゃんの居ない時間を満喫しようと、上本町のデパートへお茶をしに行った。

(み)ちゃんは結婚してから大阪に住み始めたので(厳密には違うのだけれど)、上本町が谷町九丁目と同駅だと初めて知ったみたいで、えらく喜んでいた。一度行ってみたかったらしいが場所がいまいち把握できていなかったらしい。そんな聞いてくれれば教えたのに、と偉そうに先輩大阪人ぶる。
しっかりと座れるようになってからというものの、雑誌を破ってぐちゃぐちゃにするのが楽しくて仕方がないらしい。
かなり重たい雑誌を両手で頭まで持ち上げて、ぶんぶんと振っては「きゃーきゃー」と興奮している。

近くに雑誌を発見すると何とかして取ろうとして、自分の元に引き寄せるとそれがまだ読んでいないものであろうが平気で破り出す。
仕方がないのでミトモ専用の破るための雑誌を用意している。もちろん読み終えた要らない雑誌。

最近では外出時の必要アイテムで、カフェでお茶を飲んでいる時でもミトモは私の隣で雑誌を破って遊んでいる。

あまりにも楽しそうなので、今度私も読み終えた新聞をこんなふうにぐちゃぐちゃに破って遊んでみようかと思う。
ミトモは生まれた時からオムツかぶれだけはなったことがない。こんなに肌のトラブル続出なのに、なんて嬉しいことなんだと思っていたら、アトピー体質の赤ん坊はオムツかぶれになりにくいらしい。

なんか複雑だ。