2代目の真柱の中山正善が、第23回国際東洋学会(ケンブリッジ大学)で報告された際の講演のタイトルです。
「天理教教理に於ける神観念について」と和訳されるもので、権威ある国際学会で堂々と天理教の意義について報告されたものでした。
Read at the 23rd International Congress of Orinetalist, Cambridge, 26 August 1954.
中山みきへの神の啓示(the divine revelation to Miki Nakayama)から始まったと天理教を紹介しておりました。
啓示を受ける(received a revelation)。 月日の社となる(became the Living Temple of God)
世界の救済(salavation of the World)人類の救済(salavation of mankind)
英語での天理教の説明は、キリスト教の概念を利用していることが分かります。
キリスト教の神は、God the Father ,
天理教の神は、 God the Parenet と表現されています。
『おふでさき』という啓示書(a book of revelation)が特に教祖を通じて親神が書いたものであることが強調されていました。「おさしづ」「みかぐら歌」よりも『おふでさき』が重要であることが説明されていました。
ここで「おさしづ」は格下の啓示書であることが説明されていて、中山真柱の限界を露呈しております。
「おさしづ」は信徒によって書き取られた集成録(collection)と説明されていて、本席様、飯降伊蔵という啓示者の説明は全くありません。
ただ「おさしづ」は親神の発言であること、伺いと刻限の2種類があることは、しっかり書かれておりました。
本論文は、以下の書籍で発見しました。
中山正善(1954)『右往左往』天理教道友社。
メルカリでは4800円で落札されていました。
二代真柱はたくさんの本を書かれていて、研究者タイプの学識のある方(東京帝国大学文学部宗教学科卒)で、
この本は単なる旅行記の体裁でしたが、恐らく、学会報告を兼ねて、世界旅行をされたと思われます。
教団トップとして、海外信徒の激励ももちろん兼ねていて、ハワイや南北アメリカなど22カ国も訪問されました。
昭和29年5月18日に東京の羽田空港を出て、9月9日に羽田空港に戻られました。その115日間の旅行記です。
出典:中山正善 著『右往左往』,天理教道友社,1954. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3005519 (参照 2025-08-15)、コマ番号10。
昭和29年に同行された3代真柱の善衛様は、この時22歳で、大学4年生だったかもしれません。
