かれこれ20年以上前、学生時代に免許を取って初めて所有した車が205GTIの1.9Lでした。

当時、兵庫県の山の中にある大学に通っていて、田んぼの中にポツンとある中古車屋さんに置いてあるのを見つけて購入。

あの頃は欧州のハッチバックモデルがいろいろ出ていて雑誌でホットハッチだとかボーイズレーサーだとかの特集をけっこう頻繁にやっていた印象なんですが、そんななかの1冊に205を取り上げた号があって確かそこで一目ぼれしたのがプジョーを知った最初だったように記憶しています。

 

車両本体価格は忘れもしない18万円でした。89年製だったか、とにかく新車で300万円ほどした車が時を経てそんな値段で売られていたのをつかまえました。思い返せばあれが底値でした。当時はまだ宝塚の欧州車専門のガレージに行くと205が何台も整備入庫しているような時代で現役の205も多かったのですが、あの頃をピークに急に世の中からきえていったように思います。

ともあれ、

底値で買った205GTIはボロボロだったものの、1.9Lエンジンを積んだ900㎏台の軽い車体は、

アクセルを踏むと背中を蹴っ飛ばすようにかっ飛んで、それはそれは最高に楽しい乗り物でした。

というわけで、車についてあーでもないこーでもないと言うときの自分のなかの基準線は必然的に「205の楽しさ」になったのでした。

これは私にとってまことに痛快な出来事で、デザインといい、乗り味といい、2020年になろうという今でも、205を超える車はまだ見ていないと思えるのです。

そんな私が20年の時を経てちょうど当時の205のように世の中から消えつつある206を今更ながら手に入れ、速くもなくパンチもないこの小型車をそれなりに楽しんでいます。

このブログは、私がフランスのスターレットと呼ぶ、この平々凡々のクルマ206とのあれこれを綴る場所にしていこうかな、と考えています。