◆職域国保か健康保険か
新潟の社会保険労務士、水戸イチローです。
このところグッと寒くなってきました。
冬の気配をビシバシ感じます。
職域国保か健康保険か。
職域国保が存在する業種の経営者が、事業拡大の過程で悩むところです。
職域国保と健康保険とで大きく異なるのは、次のようなポイントです。
・保険料の負担者
・保険料の決定方法
・給付内容
・扶養概念の有無
保険料の負担は、職域国保であれば全額個人負担。
一方、健康保険は個人と会社の折半負担になります。
保険料の決定方法は、職域国保は定額。
健康保険は給料の額に連動する仕組みです。
給付内容で大きく異なるのは、傷病手当金や出産手当金といった休業補償です。
健康保険の方が手厚い休業補償制度になっています。
職域国保には扶養という仕組みがなく、家族についても1人ひとり一定の保険料がかかります。
一方、健康保険には扶養という仕組みがあり、扶養家族分の保険料は一切かかりません。
コストと補償の手厚さを天秤にかけての検討となりますね。
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