5月5日は端午の節句。子供の日。

息子(と娘)の健やかな成長を願って、ささやかながら家族でお祝いをしました。





さて、2歳7ヶ月を過ぎた息子、最近本当によくおしゃべりするようになりました。

2歳前後の頃は、娘に比べて言葉が遅いなぁと思っていたのですが、ふと気づいたら急に色々話せるようになっていて、最近はとにかくしゃべるしゃべる・・・常に何か声に出している感じです。

会話のやりとりが面白くて、よく笑わせてもらっています。





例えば・・・娘のお迎えに行く時や、お買物に行く時など、息子をベビーカーに乗せて早足で歩いている私が独り言で「あー暑い!」と言うと、すかさず「ママ、脱いでいいよ。ベビーカーにかけておいていいから!」。初めて言われた時には、「お許しどうもありがとう!」と、思わず声を出して笑ってしまいました。

相槌をうつときにも、「うん、そうねぇ。」何かを肯定して主張したい時にも、「そうよ~!」。何かをお願いする時も、「○○やって!」(←語調がどことなく女性っぽい。)日常的に接している時間が長いのが私と娘なので、どうしても女性言葉優勢になってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、修正しなくては・・・と思う今日この頃。好きな色はピンク!と答えているし・・・まァ別に男の子がピンク好きでも良いのですが、なんとなくビミョーな感じ。(笑)

大好きなのは相変わらずありとあらゆる乗り物。ひたすら乗り物。。。最近のお気に入りの時間の過ごし方は、主人と二人で気の赴くままに、市内の公共交通機関を乗り継いで出掛ける「お散歩」。平日朝から「パパ~、今日もStrassenbahn(トラム)とU-Bahn(地下鉄)とSchnellbahn(私鉄)とバス乗りに行こうよ~!」と誘って「今日はパパは会社だよ。」と断られています。(笑)



幼稚園でもよくしゃべるので面白いらしく、先生達にも可愛がって頂いています。

朝は走って行ってお教室に「Morgen!」と大声でご挨拶して登場、帰りは一人一人の先生に握手を求め、相手がちゃんと反応してくれるまでしつこく何回も繰り返し言い続けています。。。多分、保育時間中も反応してもらえるまで相手に話しかけて、相当うるさいのではないかと思いますが、息子が休むと「あー静か過ぎて寂しかったわー」と言って下さるのは、親としては有り難い限りです。



端午の節句にちなんで、息子中心に書きましたが、娘も息子も二人とも元気にスクスクと育っていることに感謝。そして、これからの更なる健やかな成長を願って。



今日は主人のお誕生日でした。

娘はパパのお誕生日プレゼントに!と、今日までこっそりとヴァイオリンでhappy birthday to youを練習してきました。息子は一緒に歌えるように、これまたこっそりパパのいない時にお歌の練習。時々フライングでお風呂タイムやベッドタイムに歌っていてバレバレでしたが…(笑)

主人が会社から帰って来る時間を見計らって二人ともちょっとお着替えしてお出迎え。

娘は練習の甲斐あって上手に弾け、息子も大きなお声で歌うことができました。

夫婦二人で出掛けてお祝い、というのも考えたのですが、子供達の嬉しそうな顔を見て、やっぱり今日は家族でお祝いの日にして正解でした。






主人からは、さんざん「プレゼントはいらない」宣言されていたのですが、こちらもこっそり用意していたプレゼント、喜んでもらえて大成功!でした。





遠くから主人のお誕生日にカードやプレゼント、メッセージを送ってくれた両方の両親、妹にも感謝です。いつも離れたところからも私たちのことを想っていてくれることが、私達の支えとなっているということを、こうした節目の日に改めて感じます。

一つ歳を重ね、これからも周りへの感謝を忘れず、健康に気をつけ、仕事に育児に家事に趣味に・・・忙しくも充実した日々を送っていくことができますように。


イースター・マンデーが祝日のオーストリア。

三連休最後の日は、子供達のお気に入りの公園、Donauparkへ。

旧市街からドナウ川をこえた、UNO Cityと呼ばれる国際機関のある新興エリアにあるため、自然のままというよりは、よく整備された公園です。フラットなコンクリートの地面が多いので、子供も大人も自転車やスクーター、ジョギングなどがしやすく、何より車で来ても止める場所がたくさんあって探しやすいのがここの利点です。今日は特にイースター休暇中のせいか、公園周辺の駐車スペースもガラガラ。さすがに公園内は大勢の人で賑わっていましたが、それでも普段の週末に比べると断然少なく。



子供達がこの公園を好きな理由は、Spielplatz(児童遊園)の遊具のバラエティが豊富なこと、広い園内で自転車やボビーバイク、スクーターに乗りやすいこと、Liliptbahnという園内を走る電車があること、さらには有料でトランポリンや動物の形をしたヘンテコな乗り物があることなど。主人と私がこの公園を好きな理由は、車で行くのでちょっとしたお出掛け気分に浸れること(笑)、園内にある韓国料理が美味しいことなど。



主人と息子が園内一周の電車に乗っている間、娘にせがまれて一緒に上まで上りましたが、思ったよりも高く、下を見るとちょっと恐怖心も感じました・・・






息子はこのヘンテコなゴリラに乗ってご満悦。(娘はその間トランポリン。)






今日も雨が降り始めるまで公園で過ごし、外で身体を思い切り動かしたので、この三連休で少しは先週一週間の家に閉じこもった生活の分を取り戻せたかな?と期待です。イースターは暦通り三連休のみの我が家。主人と息子は明日から、娘は明後日からまた日常生活再開です。


Frohe Ostern! / Happy Easter!




今年の卵の飾りは、主人と娘がFreyungのイースターマーケットで選んだもの4つと、娘が幼稚園で作った2つです。この卵の飾り、買うとスーパーで買う卵のパックに入れてもらえて、まるで本当の卵のようで面白いです。






さて、クリスマス並みに「Osterhase(Easter bunny)来るかな?」と楽しみにして寝た娘。

今朝7時前に目を覚まし(普段は決して7時前には起きないのですが・・・)、部屋のそこかしこに隠されたゆで卵と、小さなプレゼントを見つけて大喜びで私たちを起こしにやってきました。嬉しそうな娘と、眠くて不機嫌そうな息子・・・何とも対照的なイースターの朝の表情でした。(笑)







午後からお天気が崩れる予報でしたが、朝起きた時には降ってもいなかったので、お散歩がてら、シェーンブルン宮殿のイースターマーケットへ。












屋台の軽食でお昼を済ませ、子供たちはマジパンで作るOsterhase(オスターハーゼ/イースター・バニー)のワークショップに参加。偶然にもウィーン大学でヤパノロギー(日本学)を専攻していたというお姉さんが、ところどころ日本語を交えて子供達に作り方を教えて下さいました。









イースターマーケットを見た後は、シェーンブルン宮殿内のお庭をお散歩。宮殿の内部や動物園など一部の有料エリアを除いては、広い敷地内全て無料で入ることができ、さらに乗り物大好きな息子のリクエストで電車型のバスにものって、高台のグロリエッテへ。下りは徒歩で、息子もしっかりと歩いて降りました。シェーンブルン宮殿とTechnischesmuseum(産業技術博物館)の間にある公園でもしっかりと遊び、今日も雨の降りだす前に自宅へ戻ることができました。




息子が元気になったので、一週間ぶりに家族全員でお出かけしました。

お天気予報では午後の遅い時間から崩れるということだったので、朝ご飯を食べてすぐ出発。

もうコウノトリも飛んで来ているということで、3年ぶりに世界遺産のNeusiedlersee(ノイジードラー)湖畔の町、Rust(ルスト) へ。ハンガリーとの国境に位置するBurgenland(ブルゲンラント)州、ウィーンから南東へ車で1時間程のところにあります。










町中をぶらぶらと歩いていると、突然息子の名前を呼ぶ声が。

なんと、息子が1歳になってから今まで週一回通っている英語のplay groupで一緒のお友達親子でした。ウィーンの街でバッタリ会うことも滅多にないのに、何と言う偶然!嬉しい驚きでしばし立ち話。一回は分かれて別々の行動をしていたのですが、同い年の子供2人連れのファミリー同士、行動パターンが似ていて、数十分後にまた、近くのSpielplatz(シュピールプラッツ/児童遊園)で遭遇、結局その後一緒に湖の遊覧ボートに乗り、半日を共に過ごして帰って来ました。









実はこのファミリーのママとは、上の子供同士のVBC(Vienna Babies Club)グループで知り合ったので、かれこれ4年前からのお付き合い。VBCグループで定期的に会っていた頃、娘と上の男の子はそれほど親しくもなかった(というか、娘は当時あまり誰とも遊ばなかった)のですが、今回はすぐに打ち解けて仲良く遊んでいました。



友人ファミリーは、イギリス人ママ×オーストリア人パパのファミリーで、子供たちは英語とドイツ語完全にバイリンガルで育っているのですが、子供達の会話は当然ドイツ語。

娘がこうして新しいお友達とも短時間で打ち解けて遊べるようになったのは、ドイツ語力が上がって自分の意思を正確に伝えられるようになったことも大きいのだろうなと思います。もちろん、コミュニケーション手段として言葉が全てではないけれど、娘のように人見知りで慎重な性格の場合、言葉がもたらす精神的な安心感もきっと大きいのだろうな、と思います。(息子の場合、平気で日本語で相手に話しかけていたりするので、姉弟で随分性格の違いを感じます。) 最近他のお友達と会った時にも、親同士は英語なのに子供同士はすぐにドイツ語で遊び始めたことがあり、その時に感慨深く思ったことを、この日もまた感じたのでした。間もなく4年となる時間の重みを感じます。



思いがけず家族構成の似た友人ファミリーと共にRustで過ごした半日、雨が降り出す前に帰途に着くことができ、楽しい休日となりました。今回は時間切れで立ち寄ることができなかったのですが、ブルゲンラント州は、東欧の民主化のきっかけともなった、「パン・ヨーロッパ・ピクニック」でハンガリーのSopron(ショプロン)との国境を開放した地域でもあり、その歴史的な場所へ、もしもう一度この辺りを訪れる機会があったら行ってみたいなと思いました。