ウィーンの南西、車で3時間弱のところ、Steirmark(シュタイアーマルク)州の南にある、Riegersburg(リーガースブルク)へ2泊3日で行って来ました。
南シュタイアーマルク一帯は、ザルツブルクやチロルの高い山が連なるオーストリアとは景色が異なり、なだらかな丘陵地帯が続き、「Suedsteirmark Weinstrasse(南シュタイアーマルクのワイン街道)」とも呼ばれています。
お天気にも恵まれ、Riegersburg(リーガースブルク)周辺のお散歩や、紅葉した木々の小道の中でのお散歩、近くにあるTherme(テルメ、温泉成分の温水プール)にも行ったりしてのんびりとリフレッシュして来ることができました。
今回の旅行から車の後部座席にDVDを取り付け、2つのモニター(運転席と助手席の後ろにそれぞれ1台ずつ)で見られるようにしたところ、これが大当たり!子供たちは寝ているか、DVDに釘付けになっているかで、全くぐずらず、オヤツもほとんど不要、静かで平和なドライブを楽しむことができました。こんなことならもっと早く買っておけばよかったと主人と笑っていたのですが、本当にこれなら何時間でも一気に車で飛ばすことができそうなくらい、二人ともDVDに夢中でした。テレビの威力はすごいです。。。
ウィーンに来て4回目の秋を迎えていますが、今までで一番「長い」秋を楽しんでいます。
これまでは、夏が終わったと思いきや即、冬、という季節の移り変わりが多く、秋を楽しむ余裕がなかった気がしますが、今年は9月末にいったん寒くなったものの、10月第2週辺りからは暖かくお天気も安定していて、子供たちもまだ外遊びを十分に楽しめるほどなので、「ヨーロッパの秋は美しい」ことをようやく実感しています。
よく、ヨーロッパに住んだ経験のある方から、「秋が一番好きだった」とか「ヨーロッパの秋はすごく綺麗よね」と言われていたのですが、実は今まではピンと来ていませんでした。まぁたしかに綺麗だけど・・・お天気悪いし寒いし物寂しいし子供たちは病気になるし・・・とあまり良い印象ではなかったのですが、今年の秋は、「本当にヨーロッパの秋は美しい!」とようやく感じることができています。遅かれ早かれいずれ寒さはやってくるので、この束の間の「長い」秋を十分に楽しみたいと思います。
日中の気温は暖かいのですが、季節は確実に移り変わっていることを教えてくれる公園の蔦。毎週同じ場所を通るので、定点観測的に見ることができ、違いがわかります。先週まではとても綺麗だったのですが、今日見たらもう枯れ始めていました。今のうちに「長い秋」を楽しまなくては!
10月14日
今週は娘の幼稚園でも息子の幼稚園でも収穫祭の行事がありました。
「Erntedank」=「大地の恵みに感謝」ということで秋の深まるこの時期に行うもののようです。
娘の幼稚園では、去年同様カゴに季節のお野菜や果物を入れて持って行き、御ミサで祝福して頂いたほか、小麦から小麦粉を製粉してパンを作ったり、ジャガイモからポテトチップスを作ったり、果物でケーキを作って食べたり・・・と美味しい実りの秋の一週間を過ごしたようです。
一方息子の幼稚園では、保護者が招かれて子供達が歌を披露。
息子はわかっていないのか、やりたくないのか・・・一番端っこでただ棒立ちしているだけでしたが、いつもは走り回ってばかりの彼がみんなと一緒に立ってジッとしているのは、それなりに参加していた証なのかも知れません。(笑)
大地の恵みに感謝し、短い秋を楽しむ季節の行事。
子供達の幼稚園での行事を通して、ウィーンの人がどのように季節を感じ、過ごしてきたのかを少しずつ知ることができるのは、うれしいことです。
こちらでは子供の絵本やぬいぐるみなどでおなじみの「Igel(イーゲル)=ハリネズミ」。
これも秋を代表する動物のようで、娘の幼稚園でも息子の幼稚園でも廊下にたくさん可愛いIgel達が飾られています。冬篭りの準備で大忙し、といったところでしょうか。
日本で子供の絵本によく登場するような秋を代表する動物って・・・リス?クマ??
パッと思い出せないのですが、少なくともハリネズミではないと思うので、これも所変われば、という感じで興味深いです。
娘と二人でシュターツオーパーでオペラ「アイーダ」を観てきました。
何気なくかけていたCDの、アイーダのtriumph march(日本ではサッカー応援のテーマ曲?)を娘が気に入り、「こればっかりかけて!」とリピートして聴いていたので、それならば本物を!と、思い立ってチケットを取り、行って来ました。
娘は子供割引で15ユーロ。
時間的にも長さ的にも、最後までは持たないだろうと思いましたが、15ユーロでホンモノのオペラを聴けるだけで十分!私もたとえ途中で帰ってくることになってしまったとしても、娘と一緒に聴けたら嬉しいな、という軽い気持ちで出掛けました。
午後お昼寝を十分させたのですが、それでも9時を回り、瞼が重くなってきてしまった様子の娘。全4幕のうち、半分の2幕まで、休憩のところで帰って来ました。Triumph marchを聞くことができたので、娘のテンションは最高潮。大満足で、お茶をして帰途に着きました。
半分しか持たなかったとはいえ、4歳児に2時間の集中力を与えるホンモノの威力はやはりすごいなぁと感じました。私にとっても娘の喜ぶ顔が見られて、ちょっと大人のデートをできてうれしい夜となりました。













