学校帰りに、友人の早紀と河川敷で談笑。
猛暑だ。もちろん二人とも片手にガリガリ君。
「タモリってさ」と唐突に早紀が言う。「いいともの最終回に何すんだろね」
私に聞くなよ。でも何すんだろ?
「泣きながら、やめたくないよー、とか言うかな」
言うかも。
いろいろなことが想像可能だが、グラサンをステージの上に置いたまま去っていくという、伝統的なスタイルがベストであるように思える。世に言う、百恵ちゃん型。
「でもさ」と、ここで早紀。「いいともが終わるのって、タモリが死んだ時ぐらいじゃね?」
夕暮れが私たちに問いかけている。日に照らされた川面がなにかを訴えている。
頬をなでる風が私にこうささやく。
「タモリは死なないよ」と。
地球はまわる。いいともは終わらない。
地球はまわる。私たちの話はくだらない。
