昼、私が留守の間、親戚が来ていたらしい。

テーブルの上に寿司が残されている。


「ああ、うれしい。私の分も残しといてくれたんだ」と喜んだ。


喜んだ・・・・のも束の間。


すっ、すし、わっ、わたしの寿司。ねっ、ねっ、ネタがのってない。

しゃっ、しゃ、しゃりだけ。

いっ、いや、こんなの寿司じゃない。

ただの酢メシよっ!


・・・

・・・

・・・


なぜそんなことになったのか。

私はあえて真実を追究していない。


世の中には暴くべきではない真実がある。

たとえそれが「寿司のネタだけを食う親戚がいる」という、どうでもいい真実だったとしても。