縁の下の力持ちと言う言葉がある。
中2の時に係を決めたりするが、先生が暗に「縁の下の力持ち」の話をされ、
嫌な毎日の仕事である牛乳運搬係を褒め称えた(笑)。
小中と引っ込み思案だった私は人前で話すより、そっちが性に合ってたじ
その話でその氣になり立候補したが、他には誰も手を挙げていない(笑)。
結局、クラス委員長の帰国子息の方が兼務することになるが、人気者で休み時間には黒山に
なり、勉強のことを皆に聞かれ離してもらえない。
結局、結構、自分一人でやるはめにはなるが、ちゃんと先生は見てくれていて、フォローが入り嬉しかった記憶がある。
高校では憧れの野球部に入った、軟式だが3年間補欠だった、ブルペンキャッチャーで
いろんな人の球を受け想い出に残る。
3年生夏、最後の大会だが雨の順延が続く、部内で気力の低下を感じて自分の高校で
試合をすることになり、必死で野球場の水抜きとグランド整備をした。
再々、順延で皆の意識がまとまらなかった。焦った、そして負けた…。
試合後、硬式の1年生に使った後のグラウンド整理をしてないことでクレームをつけにきた。
皆、敗戦でぐったりしてる。
そこで、密かに3年生だが、ひとり抜け出しグラウンド整理に出た。
半分くらい掻いたところで皆が気付いた。
同級生のキャプテンは「そんなの1年生に任せれいや!」と。
だが気付いたら可愛がっていた2年生が真っ先に手伝いに来てくれた。
嬉しくて泪が出た。結局、試合で活躍は出来なかったがよい想い出が出来た。
その3年間の想いをグラウンドにお返しした。
先生は陰からご覧になっていて、3年生だが率先して水抜きし、グラウンド整理した
そんなやつは初めて見たとお褒め頂いた。先生ってすごいよ。
社会に出て、銀座のレストラン三笠会館でホールで働いた。
お客さまや料理の演出家としていろんな学びをさせて頂いた。
皆、いろんなシーンでレストランを使われる。
我々は毎日の仕事だが、お客さまにしたら一生に一度しか使わないかもしれない。
まったく一期一会である。
我々はそんなお客さまの人生の演出を担当させて頂いている。
感動の瞬間に立ち会うこともしばしばだ。
兎と亀の話がある、たぶんに才能と志だと思う。
才能ある人ってすごい、だけど志、つまり好きでやってるやつはなお素敵に思う。
評価されなくとも、毎日淡々と努力し、否、好きだから続けられる。それが強い。
センスのあるやつはすぐにマスターしてしまうから飽きが早い。
兎と亀の人生でも好きで続けてるうちに名人にだってなれる。
まあ、それでもセンスあるやつが本気で究めたらとんでもない達人になるだろうが
なかなか無いのがよの常である。