やあ!久しぶり! | ときには真珠のように

ときには真珠のように

思考は光速を越える

昼食を食べて、駅前の地下街を歩いていると、中学校のころの友達のT君に出会った。

「やあ、久しぶりだなあ。元気だった?」

T君は笑顔で頷いて、これからご飯を食べるのだと言った。

ぼくはお腹いっぱいだったけど、一緒に行こうか?って言おうとしたらいつの間にかT君はいなくなっていた。
T君はひとりだった。
中学生のころ、T君はたくさんの友達に囲まれていたのに、ひとりなんてめずらしいな。
なんだかとても寂しそうな笑顔だった。


——白い天井が鈍い蛍光灯の光の中で寒々としていた。
またか——。
T君の夢を見るのは何度目だろう。
T君が亡くなって22年も経っている。

T君——向こうで寂しいのかな?
ふとそう思ったら、心の奥の方で悲しみが爆発して涙があふれた。

今度のお盆に実家に帰ったら、T君にお線香をあげにいこう。

ということで悲しみの書。
$ときには真珠のように-ひとり