「やあ、久しぶりだなあ。元気だった?」
T君は笑顔で頷いて、これからご飯を食べるのだと言った。
ぼくはお腹いっぱいだったけど、一緒に行こうか?って言おうとしたらいつの間にかT君はいなくなっていた。
T君はひとりだった。
中学生のころ、T君はたくさんの友達に囲まれていたのに、ひとりなんてめずらしいな。
なんだかとても寂しそうな笑顔だった。
——白い天井が鈍い蛍光灯の光の中で寒々としていた。
またか——。
T君の夢を見るのは何度目だろう。
T君が亡くなって22年も経っている。
T君——向こうで寂しいのかな?
ふとそう思ったら、心の奥の方で悲しみが爆発して涙があふれた。
今度のお盆に実家に帰ったら、T君にお線香をあげにいこう。
ということで悲しみの書。
