ぼくの親父は鳥を飼っている。
その鳥は小さな鳥籠に中で、もしかすると一生を過ごしたのかもしれない。
野鳥のなので、本来なら山々を自由に飛びまわって、恋に落ち、子供を育てて、鳥らしい一生を過ごしたのかもしれない。
こんな狭い鳥籠の中で制限された、抑制された、一生をおくるなんて、かわいそうだ!
そう、父親に言ったことがある。
「何言ってんだよ。この鳥籠のなかではエサはいつもあるし、危険もない。鳥は喜んでいる」
いやあ、、そうだろうか?
ぼくだったら、生命の危険より、自由を選ぶと思が…。
まあ、鳥がどう思っているのかは、とりに聞いてみないと分からない。
先日、何年かぶりに動物園に行った。
やはり狭いオリに閉じ込められていて、何となく目に輝きや鋭さがない。
本来野生の厳しい世界で生きている動物たち。その方がいきいきとしているような気がした。
そもそもペットとしてしか生きられない動物もいる。
日本では、最近、野良犬とか野良猫は少なくなった。ほとんどがペットなのだろう。
彼らがそれで幸せなのかは、分からない。
ちなみにまだペットにそれほど厳しくなかったころは、うちで飼っていた秋田犬は、時々、2、3日いなくなって、どうしちゃったんだろうって思っていると、全身泥だらけになって帰ってきた。
時々、自由を満喫していたようだ。
今はそんなことは許されいな。
ぼくは動物園の檻の中にいる動物達をみて、何となく悲しくなった。