愛知医科大の写真問題について、要望があったので再掲しておきます。2025年の問題の回答例。
以下、同じ。
何を言おうと自由といえば自由ですが、一応、医学部の面接試験。
すなわち就職資格試験。やはりNGワードはあります。
「わかりません、思いつきません」は×。
いきなり、医療の問題と結びつける、いきなり自分のことを言い出すことも×。
ともかくも写真や絵に描かれていることを客観的に描写しましょう。その言い方もやらせてみるとすぐにわかりますが、千差万別、十人十色。
いきなり、感想や意見を言うことは難しい。まずは描写と説明をしてみましょう。
その次に、そこから連想する、自分なりの解釈。それで不十分なら、自分を登場させる。ここで医療や医の話につなげてもよいでしょう。「私なら…」、「私がここにいたとすれば…」
「描写→連想・解釈→自分」。このイメージでなんとかなるでしょう。
あくまで例です。先の絵はアンドリュー・ワイエスの『クリスティーナの世界』。そんな知識は無用ですが、簡単な回答例を紹介しておきます。
あなたはこの絵をみて何を感じますか?
草原に女の人が倒れています。その向こうにはいくつかの建物が立っています。女の人はその方向へ行きたそうにしているように見えます。女の人は長い髪、ピンクのワンピース、細いベルト。そして細い手足というのが特徴です。体をねじらせていることも気になります。顔は見えません。建物は一番左のものがなにか奇妙な感じがします。全体的には女の人の悲痛な思いが感じられます。
他には?
行きたいけれども行けない。向こうの建物に女の人にとって何か大切なものがある気がします。もし、私がここに通りかかるなら、どうしました? 何かお困りですかと声をかけると思います。
他には?
轍が見えます。そこから外れたところに女の人がいることも気になります。
まあ、こんな感じ。どうってことないといえば、どうってことない。3回つっこまれてもいえるようにした方がよいでしょう。
ちなみに、モデルとなったアンナ・クリスティーナ・オルソンはポリオによる下半身の麻痺で草原を這って渡っていたらしい。それをワイエスが見たとのこと。彼女の下肢の麻痺は早発型の遺伝病、シャルコー・マリー・トゥース(CMT)病の症状だったらしい。
参考
