【2024年 シバタの共通テスト現代文 大予想!】
毎年やっているので、惰性で発表しておきます。
● 共通テストでは「思考力、判断力、表現力を発揮し解く」、「学習の過程を意識した問題の場面設定を重視」する問題が出題されるわけだが(大学入試センター問題作成方針)―この日本語がすでに無茶苦茶―、残念ながら、できるだけ思考せずに、要領よく裁く力が求められている。時間制限が厳しすぎる。
● 文科省においては、是非 「思考力」を発揮して、共通テストを廃止する方向で検討した方がいい。もし継続したいなら、時間制限を倍にする。それしかない。悩まずに要領よく裁ける人が「優秀」とされる社会は望ましいのか?
・現代文は形式に変化なし(この3年の問題を踏襲)。最後だからといって、冒険はしないでしょう。お役人ですから。
・評論は科学論が本命。
・特に、問2に注意! 迷っても1分以内にマークすること。部分読解、読みながら解けるはず。2分で解く、迷ったら1分以内にマークする。これを守る。
・設問の先行読みで、問5もしくは問6の「学習の過程」(ノートやまとめ)を参考にする。全体のテーマや主旨が先行的に把握できます。
・演劇論、情報論、環境論、文化人類学なども可能性あり。?
・直前に読み直すなら、2017本試の小林傳司「科学コミュニケーション」、2017追試の竹内啓「科学技術・地球システム・人間」
・小説は現代現存女流作家が本命!
李琴峰か多和田葉子。
・読み返すなら、2021共通テスト第2日程国語第2問の津村記久子「サキの忘れ物」。2018 本試験の井上荒野「キュウリいろいろ」。
健闘を祈ります。
● 解法の根本は不動です。
①本文を読み(全部読み終わるのが原則、問1から3は例外)、②選択肢を読む前に、③本文上の根拠に基づき、
④答えを想定する。⑤それに近いのが答えです。
⑥迷ったら迷い対処法を使う。
●迷い対処法とは?
①設問チェック、②前後分析(広げて読み直す)、③傍線部分析(傍線部がヒント)
これで解決できるはずですが、それでもだめなら、④全体の意味、イメージで判断。
以上です。質問があれば、できるかぎり答えますが…。時間により、即答は無理と思います。