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2020年7月30日 「『黒い雨』判決 線引き行政改め救済を」
広島地裁は原爆直後の「黒い雨」全体験者を被爆者と認めた。地理的に限定した国の被爆者援護行政を否定する画期的な判決だ。内部被曝への言及も注目すべきだ。援護対象外の人は長崎にもいる。唯一の被爆国として放射線被害の特質を十分に踏まえ救済を優先する。それが被爆者援護法が定める国の責務だ。140
長め
75年前、広島原爆直後の「黒い雨」の体験者全員を被爆者と広島地裁は認めた。地理的な線引きで対象者を限ってきた国の被爆者援護行政を否定し、個々の被爆体験に関する証言と健康状態を重視して広く救済する画期的な判決だ。さらに注目すべきなのは、内部被曝についての「知見を念頭に置く必要」に言及した点だ。75年の歳月がたち、被爆者の高齢化がいや応なく進む一方、被爆の実相はなお解明されていない。その重い事実を裁判は浮き彫りにした。援護の対象外とされた人は長崎にも多くいる。唯一の戦争被爆国として、放射線被害の特質を十分に踏まえて救済を優先する。それが、被爆者援護法が定める国の責務のはずだ。289
【感想】国が生きることの邪魔しかしないと思えなくなるのは、本当に不幸なこと。公の組み替えを構想するしかない。トリクルダウンはありえない。