8月のお盆前の三連休。

後半2日間はGWに来てくれた旧友が、また遊びに来てくれるというので、準備で前日から山行き。

ところが、名古屋から来てくれるはずのN君がなんと前日に酷い熱中症になり、病院で治療を受けたとのこと。

連日の災害級猛暑にやられたらしく、今回は参加見送りとなってしまった。

私は幸いに野外での現場対応等がほとんどなかったので、なんとかやり過ごすことができた。

関東方面から来るK君は予定通りの来訪予定。

 

8月10日、お昼少し前に自宅を出発。

途中で食事やら買い物やらを済ませ、郡上踊りの準備で盛り上がる郡上八幡を抜け、午後3時ごろに山の家に到着。

荷物を下ろして簡単に掃除を済ませ、一息ついてから庭に出てみると、、、

あれまあ、今度は違う場所をイノシシに掘り返されている。

なぜ、この場所なのかは今回も不明。

石がゴロゴロ混じっていて、掘りにくそうな場所なのに?

気を取り直し、小一時間ほど草刈りをする。

 

コーヒーを入れ休憩し、今回の作戦をちょっと練る。

川はひどく渇水していて昼間は全く釣れる気がしない。

チビは反応してくれるかもしれないが、そろそろ大物も狙いたい。

私は今日明日はイブニングに賭けることに決めた。

 

午後6時過ぎ、温泉へ行く支度をして山の家を出発。

初夏に良い思いをした大きなプールのようなポイントに降り立つ。

遠いところで散発のライズらしきものがあるが、どうみてもサイズが小さそう。

流れ込み近くにポジションを決めて、ひたすら待つ。

午後7時をすぎて薄暗くなったころ、流れ込みから開きにかけての場所でライズが始まった。

少し待ったが、ライズの場所が安定しない。

しびれを切らして10番のイブニング専用のパラシュートパターンを投げ入れる。

※老眼で闇夜の中、フライ交換はできないので、フライは一発勝負だ。

3投目で出た。

ところがうまくフッキングしない。

そうこうしているうちに、暗闇が迫ってくる。

とっぷりと日が暮れた途端に、流れ込みで激しいライズ。

これを待ってました。

フライを投げ入れると、一発で出た。

大きな水しぶきが上がる、とても激しい出方。

ところが、、、なぜかフッキングせずに、フライは宙を舞った。

ライズもなくなり、がっかりしてフライを回収すると、、、

なんとフックポイントが折れていた。

20年ほど前に巻いたフライなので、フックが劣化していて石か何かに当たった時に折れたのだろう。

これでは釣れるはずがないと、苦笑しながら真っ暗な林道を戻った。

 

車に戻り、着替えてそのままいつもの温泉へと。

さすがに連休初日なので、いつもより車が多いなと思っていたが、、、。

中に入ってびっくり。

ここは、市民プール???と思うほどの親子連れの数。

温泉の中は、泳ぎ回る子供たちであふれている。

そうか、みんなキャンプに来ているのだと、改めて実感。

私も子供が小さいときはキャンプに行って、近くの温泉を利用していたことを思い出す。

とても、ゆっくり浸かっていることはできず、体が温まったら早々に出ることにした。

 

山の家に戻ったのは、午後8時半ごろ。

簡単にアテを用意して、、、

ビールを流し込む。

今日は豚キムチ炒めと地元産のからし豆腐。

ビールを一缶飲んだら、焼酎にチェンジしてゆっくりと過ごす。

午後11時前に早い就寝。

 

8月11日。本日は山の日。

山の日に山にいるという偶然?

今日も晴天で暑くなりそう。

朝食を簡単に済ませて、いつもの産直市場へと向かう。

ここから車で30分弱。

オープン10分前の7時20分に到着したのだが、、、

ここに通いだしてから初めての大行列。

過去最大で20人ほどだったと思うが、今日は既に50人ほど。

オープン時間近くには私の後ろにも20人ほど。

※みなさん、お目当ては「お盆用の生花」らしい。

 

買い物は5分で済んでしまったが、会計を待つこと20分以上。

それでもなんとか、、、

お目当てのものは手に入れることができた。

特に、トウモロコシと枝豆やきゅうりは絶品で、本日の宴会用にほしかった。

もちろん妻からのオーダーのトマトやズッキーニ、ナスも購入。

 

途中、K君から到着連絡があったので、「激込みで30分ほど戻りが遅れそう」と連絡し、急いで戻る。

山の家に戻ったのは午前8時半。

K君はいろいろと準備をしながら待っていてくれた。

まずはお盆用のお花を水に入れておく。

※以外にも、大量に用意してあったので我が家の分も買う事ができた。

母の初盆なので、入手できてよかった。

 

K君を招き入れて、、、

久しぶりの再会に会話が止まらない。

釣り目的で来てくれたはずなのに、いきなり2時間近くも話し込んでしまった。

そろそろ出撃してきます、、、ということで、K君はマイホーム谷の左沢に入っていった。

※今日は斜めお迎えさんもいらしているようで、どうやらオーナーの息子さんか娘さんご一家の様子。

小学生ぐらいの子供が2人、熊鈴をならしながらそこらを散歩している。

後で聞いた話だが、K君は子供たちに「熊が鳴いているから、気をつけてね!!」と言われたらしい?

その話を聞いて「熊が鳴く?」と二人で大笑いした。

 

私はゆっくりと宴会準備に取り掛かる。

枝豆をゆでて、トウモロコシの下処理、キュウリは浅漬けの1本漬けを作っておく。

それと昨日買ってきた鶏肉の下処理と味付。

お昼用に鶏ハムも作成。

 

K君が戻ってきたのは午後1時少し前。

やはり渇水で厳しい状況だったようだが、魚は釣れたらしい。

 

ちょっと遅めのお昼ご飯は、冷やしラーメン。

たっぷりのキュウリと鶏ハム・煮卵入り。

ビール片手に二人で掻っ込む。

 

お昼の後はまったりと休憩タイム。

あいかわらず、たわいのない会話で盛り上がる。

ちょっと老後の資産問題も話したりして、、、。

 

午後4時。K君は夕方の右谷を攻めてみたいという事で出発。

私はゆっくりと焚火宴会の準備。

薪割したり、七輪や炭の準備をしたり、、、。

 

午後6時前、K君が返ってきたが、やはり右谷の渇水はひどくて、

魚はいるけどシビアだったらしい。

それでも良いサイズのイワナを仕留めてきた。

少し休憩した後で、二人でイブニングを狙うために出発。

まずはK君をお勧めポイントに案内する。

道の上から確認すると、あきらかに尺を超えている魚も数匹確認できる。

ただ、この場所は一人しかポジションがとれないので、ゲストにチャレンジしてもらう事にして、私は車で5分ほどの下流へ移動。

やはり、日が暮れる前まではライズは発生しない。

日没が迫ってきたが、真夏日の渇水の影響か、目立ったハッチがない。

日が暮れる寸前で散発ライズが始まったが、どうも思ったようなサイズの魚はライズしていない様子。

フライを投げ入れると18㎝に満たないようなアマゴが釣れた。

これでジ・エンド。

期待していたイブニングは不発となってしまった。

 

山の家に戻ると、ほどなくK君も戻ってきた。

やはり、ハッチが安定していなかったらしく、大物とわかるライズは出なかったとのこと。

水量が増えて、涼しくならないと厳しいかも?

 

さて、それからは反省会ならぬ、二人宴会。

七輪を前にして、いろいろ楽しむ。

もちろん、ビールもどんどんススム!!

K君は、この川のアマゴとイワナを食べ比べてみたいという事で、少しキープしてきたので、それも炭火に。

さて、今回K君が持参してくれたものがビックリ!!

七輪の横に食べ残しが写っているモノ。

これ、「しめ鯖」なんだけれども、作ったところがすごい。

ほとんどの人が行ったことはないけれど、お店の名前を聞いたら知っているという、銀座の名店のお寿司屋さんが作ったものらしい。

味の方は、、、しっかりと酢で〆られているのに、まったく尖ったところがない。

思わずうなりながら、今までで一番おいしい「しめ鯖」をいただいた。

おまけに、彼手作り(わら炙り)のカツオのたたきなども持参してくれた。

それに、今回チャレンジした味付の鶏肉やいつものエリンギなども、、、。

 

さて魚比べのお味の方は? やはり予想通り、食べ比べてしまうとアマゴの方がおいしいらしい。

決してイワナがまずいというわけではないが、地元の人もアマゴを重宝するのだ。

 

うまい、うまいを連発して、宴会は午後10時過ぎまで盛り上がった。

宴会の後片付けをして、私は早々にダウン。

 

8月12日。

本日も天気は晴天。

朝から、まぶしいほど太陽が照りつける。

簡単な朝食を作って二人で食べて、作戦会議。

私は初盆の準備でお昼ごろには帰らなければならないので、K君に第3のマイホーム谷認定した場所をレクチャー。

念のために熊除け銃も渡して、入渓点や出渓点をくわしく話す。

 

午前7時過ぎ、K君を見送って私は後片付け。

午前10時過ぎに山の家を後にする。

途中、入渓点近くによるとK君の車が止まっていたので、ひとまず安心。

無事、谷に入れたようだ。

※午後に連絡があり、渇水で厳しかったが24㎝のアマゴを筆頭にまずまず釣れたらしい。

F1(イワナとアマゴの混生)も初めて釣った様子。ただし、尺クラスはばらしてしまったとのこと。

 

さて、今年の釣り企画はN君も不参加で、ちょっと残念な結果になってしまったが、来年の夏から私は自由人??。

釣り三昧の日々を誓うのであった(笑)。

~趣味を通した旧友との再会は何モノにも代えがたいと思う。

 時間ができたら、東北にいる旧友や北海道で知り合った人、、、また会ってみたいなあ。