セイコー5腕時計の修理 リューズと巻き芯の分離が問題だ! | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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20年越しの復活でした。

 

20余年前に1000円で買ったジャンク品。傷もなくきれいな外観なのに全く動かない壊れた代物。

脳天気な小生は、「なんとかなるさ!」って気持ちで入手。だけども何とかならずに仕舞い込み時間だけが静かに過ぎていったのでした。因みにシリアルナンバーから製造年は2000年の5月製造であることがわかりました。型式は7S26-3040。

 

 

本来なら、時計屋さんでオーバーホールしてもらうのが筋というもの。しかしチャレンジャーである性癖が邪魔し、自分でオーバーホールしたいと考えていました。今は、動画サイトなど様々な情報を得ることができ、見よう見まねでの作業もできそうな感じがするのですが、結局本格的なことをせず、横着な方法で対処することを選択することにしました。

 

その横着な方法とは、オーバーホールつまり分解掃除をするのではなく、機械を新しいものに入れ替えてしまうものでした。

車でいえば、壊れたエンジンを新しいエンジンに載せ替えるということになります。

その情報の中で、ムーブメント(機械)の新品を安価で入手することができることがわかりました。探してみると、またもやアリエクスプレスで扱っていたので早速注文してみました。セイコーのムーブメント型式は「7S26A」取り寄せたのは「NH36A」というもので社外互換品といったところでしょうか。

 

画像では既に入れ替えてしまっていますが、日付や曜日の円盤も付け替えて本体にセットしています。

 

 

ここで問題が起きました。

 

互換があると言いながら若干の差異はあるもので、今回は「巻き芯」の形状に違った部分があって竜頭を差し込むことができなかったのです。

 

 

新しく交換したムーブメント「NH36A」には専用の巻き芯を使わなければなりません。

元のものをそのまま使いたかったのですが、ままならず、竜頭の付け替え作業をしなくてはならなくなりました。

 

問題なのは、竜頭が巻き芯にどのような取り付け方になっているか?どう外せばよいのか?がわからず悩みました。

画像のようにネジになっているのでねじ込まれているのは想像に難くありませんでしたが、何しろ小さな部品ですので力任せに行うことはできません。もし壊したら取り返しがつかない話です。

 

ネットで調べていくと、どうやら接着剤を使用しているようです。単純にねじってもびくともしませんでした。

どおりで外れないわけです。さてどうして外しましょう。

半田ごてで温めて接着剤を緩めてねじれば回るようなのでやってみました。竜頭と巻き芯の分離についてはネット検索でも見つからず恐らくこうなのではないかなというところです。結果としてはオーライでしたが(笑)

 

まず、しっかりと傷つけずに固定するためにピンバイスに取り付けます。

こうすれば、持ちやすく作業もしやすくなります。

事前に竜頭についているOリングは外しておきます。熱でやられないようにするためです。

 

 

竜頭には熱圧縮チューブをかぶせてライターであぶって養生します。これはねじるときにペンチで挟むときに傷つけないためです。そして半田ごてで加熱します。

 

 

程よく熱したらペンチで竜頭をつかんでねじって取り外しました。

一気に回さずに行きつ戻りつ繰り返しながら徐々に回していきます。再度半田ごてで熱をかけることもしました。

 

 

竜頭が外れたら、「NH36A」の」巻き芯の長いネジ部分を適正な長さでニッパーで切断します。切断面はやすりで整えて竜頭のネジ山が嚙み合うように調整します。

 

 

竜頭にOリングを元の場所に付け直してから、時計本体に差し込めば完成です。

 

 

各機能の動作の確認も問題なく完成しました。

 

機械そっくり交換なので、修理というにもおこがましい感じがしますが、使えるようになったのでOK!

 

これからガンガン使いますよ!