微妙な計算違いはあったものの・・・
何とかなるものである。
12月初頭にエンジンも搭載したことで、正月には掛かるようにしたい!
と一部の人には話していたのですが、作業らしい作業もできず正月を迎えてしまいました。
例年なら陽気の良い正月なのですが、今年は雨と強い風とで屋外での作業はしづらい状況です。
とはいえ、一歩も進まないのは芳しくないので、小雨の中ジャッキアップした車の下に潜り込み作業を開始しました。
まずは、ぶら下がったままのMTを固定することから始めます。
以前にも書きましたように純正の4速MTから、5速MTに換装します。
そのためのブラケットをMT側にも作成し、71C型MTに取り付けています。
それをマウントを介しメンバーで留めるのですが、前者は汎用品、後者は自作したものを組み合わせての装着となります。
マウントは、モノタロウから見つけ出した工業用汎用部品でこんな形状です。
自動車用のMTマウントとも構造的には変わらないものです。
当初は、MT載せ替えではよく使われているウレタン製のとても固い汎用マウントで計画していましたが、振動の問題があるので、もっと一般的な丸型の汎用防振ゴムマウントで取り付けることにしていました。
ですが、丸型では振動の縦横無尽さを懸念していたところ、先ほどのマウントを見つけたので交換することにしました。
事前にMT単体での位置合わせの取付をしていたので、マウント交換だけで問題なく装着できました。
角型のマウントは斜め方向に取り付けることで、防振強化を目論んでみました。
因みに、SR311発売以前のSP311ではMTの取付が全く違うので、フレーム側共々SR311に真似た取付方法を自作で作り込んでいます。
上手くいったとほくそ笑んでいたたのですが、
プロペラシャフトを差し込んだところで、想定外の問題が発覚しました。
社外品のグリスニップル付きスパイダージョイントに交換していたのですが、そのニップルが、サイドブレーキ機構に回転時に当たってしまうという事態です。
これは少しMTの位置を下げる必要があります。
下げすぎると今度はMT本体側のブラケット取付ねじが、フレームの「Xメンバー」に当たってしまい塩梅が悪いので、丁度よい位置を探す必要があります。
でも、大丈夫です。
元々高さ調整のためのシム代わりにマウントの上下に建築用金物の5mm厚の角座金が仕込んであります。
この上方のものを取り外すことで5㎜下がります。するとグリスニップルの位置では1㎝程度下がりますので先程の問題を回避することができました。
下側も、ブラケット取付ねじと、Xメンバーとの間に5㎜程度の空間があるので、一応大丈夫と判断しました。
もしダメでも、マウント上面に2㎜程度のシムを入れれば大丈夫と踏んでいます。
ブラケット取付ねじには、クッション用として黒い防水カバーを付けていますので、もし当たっても緩衝の役割は果たすでしょう。
続いてメーターケーブルを取付けます。
ここも「Xメンバー」の狭い空間なので、できうる限りのXメンバーの淵を切り取り開口部を広げました。
ドリブンギアも奥まっていますが、別目的で取り付けた車速センサーユニットが丁度よく、メーターケーブルの取付も全く問題なく収まりました。
プロペラシャフトとデフもボルトで接続し、駆動系は完了です。
この後、嫌なものを見てしまいました。
それは、次回のお話です。