ワイパーモーターのオーバーホール | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

或る記事に、ほだされて・・・

 

あまり気にしていなかったワイパーモーター。もちろんかつては正常にに稼動していたからである。

しかし、或る記事によると、暫く動かしていなかったワイパーが、いざ車検の際に動かなかった・・・当然車検は不合格というものです。

 

すると、途端に気になりだし一度は取り付けたモーターを再び車体から取り外しテストしてみようと相成ったわけでございます。

 

以前ブラケットは再メッキしているし、外観も清掃だけはしているので、とっても良好に見えるのです。

ただ、モーターを開けてみることはしていなかったので、点検をすることにしました。

 

まずは、スイッチとDC12V電源(バッテリーチャージャー)を繋いで、稼動確認です。

 

そして、スイッチオン! 

なんということでしょう。動きません!

モーターからは、“ウ~~ン”という微妙な音が聞こえますので、動こうとはしているみたいです。

どうやら、グリスの固形化による稼動不良のようです。

いや~ テストしてみてよかった!

 

まずこのオートストップスイッチが蓋になっていますので、6mmタッピングボルトを3箇所緩めて外します。

オートストップスイッチを固定している「マイナスネジ」は外してはいけません。

 

 

外すとそこには古く酸化したグリスに覆われた機構部が現れます。

56年以上前に充填されたものでしょうね。

 

また、モーターですから、「コンミュテーターとブラシ」も確認しなければなりませんので、側面のマイナスねじを2本緩めます。

そのマイナスネジから製造年の古さを感じさせます。 「JIDECO」の文字も鮮明です。

 

開けると、基盤を介したブラシがあります、いくつかの部品は置いているだけなので紛失に注意します。

ブラシのスプリングや、コンミュテーター先端のベアリング、固定金具などです。

 

 

コンミュテーターを外すと、案の定汚れていますので、清掃します。

 

ブレーキクリーナー、ピカールの使用でこのとおり!

 

機構部分も、古いグリスの除去で露わになりました。

平歯車が回ることで、オートストップスイッチと連動して回る仕組みになっています。

 

機構の構成部品はこの通り。

軸はスリーブを介することで耐摩耗性を考えているようです。

平歯車は「ベークライト製」です。次世代では「プラスチック製」になっていますよね。

 

 

後は、各部にグリスアップしながら元のように組み立てていくだけです。

とはいっても、ブラシの取り付けではスプリングを飛ばしてしまい紛失してしまいましたが、ジャンクパーツの中から適当なスプリングを抽出して事なきを得ました。気をつけましょう。

 

オートストップスイッチも気になります。

もちろん回転機構を備えているので、グリスアップは必要です。

 

禁断のマイナスネジを緩めて開けました。

開ける前に“位置のマーキング”は必須です。しないと後でえらい目に合います。

 

 

機構としては単純です。

モーターからの回転が「カム」を回転させて、スイッチの接点を「ON-OFF」させるだけの機能です。

左に見える「カム」を軽くブレーキクリーナーで固形化したグリスを緩め清掃、その後新しいグリスを「カム部分」の浮いた隙間から充填しながら手で回転させていきました。これもかなり軽く回るようになったので効果的面です。

 

元通りに、マーキングした位置に固定して終了です。

やりだしたらきりがありませんが、リード線も交換してしまいたいくらいです。

カプラーは、ブルP410解体車から供出した美品と交換したのできれいです。このタイプのカプラーは、割れやすいのです。

 

一応完成です。

テスト稼動も問題なし!これで安心して雨の日も乗ることが出来ます(笑)

 

 

外観は更にサビトリキングとメッキングを使用しピカピカです!

 

因みに、製造会社の「JIDECO」は、昭和22年(1947)に「自動車電気工業株式会社」として設立され、昭和37年(1962)に「日立製作所」の資本参加、昭和45年(1970)に「日産自動車」の資本参加を経て、平成19年(2007)「株式会社ミツバ」に合併されます。