再メッキに向けての下ごしらえ | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

化粧美人の為にする事のアレコレ

 

錆びたネジ類や様々な部品、そのままメッキ屋さんに出しても良いのですが、

よりベッピンさんにする為にはノリの良いお肌作りが大切です。

錆びたアバタなどが残っていると、メッキをしたところでその下地はそのまま仕上がりに反映されてしまいます。

それは、例えば塗装の場合なら、傷のついたまま塗装しても、その傷跡はしっかりと残ってしまいますし、パテで処置してもいい加減な仕上げでは、やはりその状態は塗膜を通して見えてしまうものです。つまり、メッキも同様に下地こそ大事なのです。

 

ニッケルクロームメッキを施す場合は、大抵は研磨処理などをして仕上がりも美しくヌメッとした光沢で見事になっているものですが、単なる亜鉛メッキ処理(クロメート、ユニクロメート)ではあまり下地の調整処理はせずにメッキをかけてしまいがちです。

ところが、きちんと表面処理をしてメッキをすれば、新品のように仕上げる事も容易いかも知れません。それは、部品を組み上げたときの満足感もより倍増するというものです。

 

さて、以前しばしば依頼していた下町のメッキ屋さんが廃業されてしまい、どこに出したらよいか困っていました。以前は個人でも再メッキでも受けてくれる業者さんがいくつかありましたが、昨今のブームのせいかマナーをわきまえない依頼者が多かったらしく受けてもらえないところが増えてしまったのです。また、廃液処理の環境問題や工場の立地周辺の住宅化が進んだりして、6価の亜鉛メッキが出来る業者さんも本当に限られるようになってしまっていました。

そんな折、先頃、31ワゴンさんが紹介されていたメッキ屋さんがあったので、乗っかってみようかと今回はそこに依頼しようと思い準備に入りました。

 

今回まず第一弾としてこのくらいの亜鉛メッキを依頼しようかと思っています。

 

まずは、下ごしらえの為に酸洗いをして、錆びや古いメッキを落とします。

この作業には、「サンポール」を用いて行います。

トイレ掃除でおなじみのサンポールには希塩酸でありながら、表面活性剤つまり洗剤成分も含まれていますので、多少の汚れなども落ちてくれます。

 

 

早速反応しています。表面の軽い錆びは直ぐに落ちますが、激しいものは一晩くらい漬け置きしておきます。

鉄のものであれば、健全な部分は心配に及ばず犯されません。

 

 

激しく反応しているのは、古いメッキを溶かしているものです。

換気をしっかりするか、外で作業しましょう。

 

酸洗いが終了したら、中和するためにアルカリ溶液を用意して漬け置きます。

写真は無いのですが、100均にも売っている洗濯用の「セスキ炭酸ソーダ」を適量溶かして作っておきます。

 

適度漬けてから取り出し水分をぬぐいます。

 

 

さっきよりも色々と増えていますが、こんな感じです。

 

 

こちらはそのまま出して先方で酸洗いからしてもらおうかと思っています。

(通常の依頼はこっちでしょうけど(笑))

 

部分的に研磨や修整作業を行っていきます。

まずはネジ山から。

 ネジなんて新しいのにすればとご指摘されそうですが、自動車用のインチネジは入手困難です。

有っても高価だったり、ステンレス製しかそろわなかったりと塩梅が悪いので、再メッキを極力いたします。

勿論、スペア部品としても大事なのです。

 

この修整は、単に小型ハンマーで叩いて均したものです。

 

 

いつものことで、妥協の産物ですが、やらないよりは良いでしょう(笑)

 

 

後は、細かいネジ類など、無くなりやすいものは、ステンレス線でからげておきます。

 

 

さて、まだ少し依頼予定部品の準備がありますが、一段落したら発送することにします。