こんにちは。蒸し暑いですね。エアコンの除湿モードから冷房モードに切り替えました。

 

さて、これまでの読書の話の続きです。よいしょ~後編だよ。

 

病気発症後の話です。

 

「ハリーポッター」の読み魔法にかかる。

母が持っていた本を借りて読みました。全7巻11冊。全巻持っていたのがすごいよね。

当時の私は”休学中”だったので、時間的余裕がずいぶんあり、ぽかーんとしてたら最後まで読んでました。一日中読んでいたこともあります。長時間ずっと同じ体勢で本を読むのって肩こりとか辛いじゃないですか、私はイスに本を置いて、自分は床に座って、要するにイスを机代わりにして読むのが結構好きでした。魔法学校の話なのに、休学中の私の何か?を重ねて読んでは、勝手にひとり悩んだりもしてました。ハリーポッターを読んで人生悩むのは、余程だと思います。例えば、同級生に対して雑な接し方してはいけないなとか思うのですよね(ハリー父の行動とかさ)。とはいえ、さすがハリーポッターだけあってぐいぐい読めましたよ。魔法にかかるね。以前ブログにも書きましたが、ネビルがいい味出してますよね。

 

そんな、ハリーポッター読破した話を、大学ゼミ・研究室の先輩にしたら、「村上春樹とか読めば~?」と言われて、図書館で唯一借りれたのは村上春樹の短編集でした。基本、村上春樹は貸出済みですから、奇跡の一冊。当時の記憶が曖昧で、私はずっと「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだと思っていたのですが、今インターネットで調べたら「神の子どもたちはみな踊る」でした。踊ることは、私にとって、身近で大事な表現方法なので、それが小説の鍵になっていることに、興味も持ちました。文章で踊ることはどのように表現するのだろうか?小説の登場人物の心情に一致することはありませんでしたが、”踊ること”についての描写やその過程は分かるなと思いました。やっぱり心が揺れるのが基本だなってね。ダンス・ダンス・ダンスもいつか読んでみたいですね。

 

そして、学校を卒業して、障害者雇用を目指すも、就労移行支援作業所で挫折した私。あれよあれよと、ひきこもり期です。

気を利かせてくれた、母の友人の娘さんが、面識のない私に送ってくれた本。まあ本もいろいろあるよなと、付き合いで読むことにした本。

「涼宮ハルヒの憂鬱」です。ラノベきたか。ここでラノベきたか。

アニメの存在は知っていたけど、観ていなかったので、「涼宮ハルヒシリーズ」はライトノベルで全て読みました。「エンドレスエイト」もきちっと読みました。ちなみに、アニメにはさほど興味持っていなかったのは、私がアニメを軽視していたわけではなく、むしろ腐女子な過去(中学)もあったので、アニメの偉大さを知っているのですが、、むしろ高校デビューしすぎて”イケてるのはハルヒでなく私だ!”くらいの勢いで大学時代も過ごしていたからです。ドン引きだわ。でも、だからこそ「涼宮ハルヒの憂鬱」に出くわしてしまったのかもしれませんね。

 

ラノベもたまにはいいか~と自分で買って読んだのが「給食のおにいさん」でした。これが、私が自主的に読んだ最後の物語です。精神科デイケアに持ち込んで読んでました。内容は、シェフ志望なのに小学校の給食調理員として働くことになった主人公が、学校のこどもたちと食事を通じて、その子のもっている悩みに向き合い解決のきっかけを与えていく、そんな内容でした。読後さわやかなラノベですね。当時のブログに書いてありました。天職ってなんだろう?人生の回り道ってなんだろ?、人との関わりの中で、意味のないものも自分なりに意味が見えてくるのかもしれないから、構えずに挑戦していこうと思える作品でした。

 

 

 

はい、という訳で、前編・中編・後編でお届けしました。

たいして読まない私が、読むときの話。

 

こんなに書くことになるとは、思わなかったし、読んでくださった読者の方にも感謝です。

 

読書はその人の成分になりますよね。私の何かを書き表せたなら、良かったです。

たいして読まない本だけど、それでけ、読んだ本との御縁があったのだろうなと思います。

 

私も振り返ってみて面白かったです。

過去を振り返ることは意味がないという方もいらっしゃいますが、過去を振り返ることは未来を予測する手立てになると思っていますので、たまにはいいかなと思います。たまにはね。

 

 

本を読み、己を読むのだ。

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村