お久しぶりです。
書こう書こうと思って書ききれなかった、私の修士論文のイントロをかみ砕いて書いてみます。
まず、工場の排ガスなどの人為的な放出による温室効果をもつ二酸化炭素が近年目覚ましく排出されてきました。これは地球の温暖化を懸念させます。一方、植物はこの二酸化炭素を取り込みむので(光合成)、地球温暖化を緩和させるための救世主的存在です。
ですが、植物が二酸化炭素を光合成を通して取り込み、植物に炭素固定をしていくには窒素が必要になります。この窒素ですが、土壌ではアンモニウムイオンなどの溶存態無機窒素(DIN)とアミノ酸といった溶存態有機窒素(DON)に分かれて存在しています。そして実際に植物が炭素固定できるのは前者のDINの方だけと言われています。
このように窒素が制限されている条件で、大気中の二酸化炭素が増加したとき、さらに温度が上昇したときに、植物を主とする生態系がどのように変化するかということは、短期的な暴露実験はあるものの(e.g.Norby et al. 2010)、100年を超えるような長期的な実験をすることは難しいです。よってこれらの長期的な視点での生態系の反応は明らかになってません。
けれども、実際には窒素の沈着量そして気温が地域によって異なり、この違いによって窒素制限下において光合成による炭素固定量のレベルが異なると考えられます。これらの違いを考慮して本研究では窒素制限含めたシミュレーションモデルを用い、二酸化炭素濃度増加と気温上昇に伴う陸域生態系での炭素固定のメカニズムを明らかにすることを目的としました。
っとそんなかんじですかね。
少しは分かるようになってもらえたかしら。