松葉づえをつきながら
安倍さんの死が無駄にならないように
投票に行ってきた
テレビをつけたら、
福井県出身のPastry chef
の密着番組が流れていた

木津さんは、
ハワイのリッツ・カールトンホテルの
スイーツの責任者
彼の実家は、
越前市にあるカステラとどら焼が有名な
和菓子屋さんだ

アメリカのリッツ・カールトンに引き抜かれ
渡米した当時は
英語が出来ずにコミュニケーションがとれず
誰もついてきてくれない
「なんで
あんなヤツ雇ったんだ?」
と、陰口まで言われる始末…
父親に辞めて帰ると電話をしたら、
「次も日本人を雇いたいと
思わせるくらいになるまで
帰ってくるな!」
彼は、
自分が日本を背負ってるということに気付き
自分の行いが日本人の印象を変えてしまうと
一念発起したそうだ
彼はこの時初めて
自分が背負う責任に気づいた
今では、
アメリカのセレブからも絶大な信頼を得て
誰もが認める全米一のPastry chefになった
先月、
玄白の新入社員が退職した
女性でありながら
鰻を焼きたいという彼女に
期待していただけにとても残念だった

辞める理由を聞いたが
正直、そんなことで…?
と思うような内容だった
私もだいぶ説得はしたが
彼女の気持ちを変えることは出来なかった…
最近は
就労に対する意識が
非常に低くなっている気がする
派遣という形が定着したあたりから
職を転々とすることが許される風潮があり
会社を辞めるということにも
抵抗が無くなっている
その結果、
逃げ道ばかりが広くなり
我慢や状況を改善するスキルが
まったく身につかず
人としても成長が出来ない
先に紹介した木津さんが
涙ながらにこんなことを言っていた
助けてくれる人もいなくて
逃げ道も無くなった時に
初めていろんなことに
感謝出来るようになり
自分の甘さに気づいた。」
これに気づかなければ
人は成長することが出来ない
国は、
同一労働同一賃金
と掲げているが
その前に、
同一賃金同一責任
を教えるべきだ!

気楽に働ける
そんな勘違いをしてる人は多い

「バイトだから…」
そんな逃げ道はないよ
これから
ますます拡がる格差社会
勝ち組になるためには、