今日は久しぶりに留置所ネタです
地検送致(ちけんそうち)
何故私が逮捕勾留されたかはコチラ


送致とは、
留置所から地方検察庁に護送され
検事の取り調べを受けること
留置所で毎日行われる
警察の取り調べはこの為のもので
そこで書かれた調書の束は
検事のもとに送られる
警察官は検事のことを
ある意味恐れています
調書のダメ出しをされたり
調べが甘いとお叱りを受けるらしい
彼らは取り調べの時に
しばしば検事のことを
「雲の上の人がね…」
と皮肉っていました
検事は
その調書と一週間に一回行われる
地検送致(面談)で
起訴するかしないかを判断するのです
私の担当検事は
青山検事という
同年代くらいの女性検事でした
留置仲間⁇から聞いていた
検事の印象とは違い
彼女は明るく好意的な印象でした
私の問われている罪は
非常に不可解なものでした
当時の店舗では
国産うなぎと輸入うなぎを
両方使っていましたが
弊社が契約をしていた
養殖家の写真を掲示したことによって
来店客に全てが国産うなぎだという
誤解を与えた
それが
産地偽装にあたる
という警察の判断でした
私は1回目の面談の際に
検事に詰め寄りました
「私のこの行いが罪になるなら
各地にある名産品のほとんどが
産地偽装になります。
淡路島で食べる玉ネギや下関で食べるフグは
全てその産地のものですか?」
私は話を続けました
「鰻屋さんに行ってみてください。
今の時期は国産の品質が悪く
名店であればあるほど
中国産うなぎを使っています。
それは、
お客様に美味しい鰻を
食べて頂きたいからです。
産地を問えば中国産だと教えてくれます。
そんなお店の壁を見てください。
組合から配布された
国産うなぎのポスターが貼られていますよ。」
「わかりました。
今週、鰻を食べに行ってきます。」
彼女は、
笑みを浮かべながら
机の上に広げられていた調書を閉じました。
つづく…



