運気うなぎ登り!
「和食うなぎ玄白」
を経営する
村井三雄
です。



鰻の業界に繋がるまでは
まだ時間がかかりますが
お付き合いください。




私は1人には広すぎるくらいの
団地の一室を与えられました



日本で言う2LDKだろうか




当時のシャワーは
電熱線を通してお湯を作るタイプで
10分も浴びれば水になってしまいました



そうなると
シャワーを浴びるにも計画が必要



まずは水で頭を濡らし
シャンプーをします



次にシャンプーを流しながら
シャワーを身体全体に浴びて
お湯を止め全身を洗う



そのまま歯も磨いて
身体も洗い
一気に流すといった感じです




そんな感じで
中国での生活にも慣れた頃




朝起きたら
蛇口から水が出ない
トイレも水が流れない



慌てて李校長に電話をすると

「カードが切れたのね。」

と、至って普通…




なんと水道までプリペイド!



日本じゃあり得ないですよねガーン




当時の中国では
携帯、ガス、電気、水道は
全てプリペイド



よく考えてみれば
広い中国で未収金の集金なんて
あり得ませんチュー



実に合理的



中国に来て6か月がたった頃
男の性でしょうか
生徒の中に気になる子がいました




飯島直子に似た彼女は
中国の煙台出身で
名前は劉興梅(リュウシンメイ)
といいました

李校長の旦那さんと
お酒を飲んだ時
彼に彼女の話をした為



李校長は
ことあるごとに
彼女を同席させました



おかげで
休みの日には2人で
過ごすようになりました




休みの日にバスで
北京市内に行き
スターバックスに入りました




私はコーヒーを頼み
彼女に何にするか聞くと

「何もいらない…」

と彼女は答えました




「どうして?」

聞いた私がバカでした





当時の中国の農民月収は

10,000円

そんな時代に
スターバックスのコーヒーは

500円


彼女はその現実が
受け入れられなかった



親や親戚からお金をもらい
北京までやって来てる彼女には
500円の贅沢は罪だったのでしょう




私はそんな彼女に急速に
惹かれていきました。



            つづく