「ロココの大きなレリーフ彫刻その3」
前回紹介した状態がこちらです。
更に彫り進んで板に写し取った下書きは全てなくなりました。
ここからは木に直接鉛筆でイラストを描いて彫って、また描き込んで彫ってを繰り返していきます。
絵を描く能力がとても大切です。
レリーフの下部のスクロール(渦巻き)とその周りを彫り進んでいます。ディテールまで完成させます。
ディテールを完成させた部分ができてきたら、そこにある立体を基準に他の部分の立体を考えられるようになります。
彫刻で表現する立体には絶対的な要素はありません。
常に他の部分との相対的な関係でしか成り立たないので、どこかを仕上げて、その高さを基準にして次を考える作業の連続です。
これからどんどんディテールを彫っていきます。
続きは次回で。