「飾り台製作3  ジャッカローブのハンティングトロフィー」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

「飾り台製作3  ジャッカローブのハンティングトロフィー」

前回ご紹介した「飾り台」の完成写真が生徒さんから届きました。

 

 

「ジャッカロープのハンティングトロフィー」です。

 

 

 

 

 

まず「ジャッカロープ」って何?という方が殆どだと思います。

生徒さんによるとジャッカロープは「角の生えたウサギ」の姿をした

UMA(未確認動物)で、16~18世紀のヨーロッパの他、世界各地の絵画、文献に登場する生き物だそうです。

日本語でも「兎に角(とにかく)」がありますね。

 

インテリアアイテムとして一部の人に人気のジャッカロープ。

もちろん実際に存在する動物ではなく、兎の剥製に鹿の角などを

付けたものです。

 

生徒さんが製作したジャッカロープは「ニードルフェルト」という手法で

作られているのですが、剥製用義眼と縫いぐるみ用ヒゲ以外は、

全て100円ショップで購入した材料と道具で作ったそうです。

デコラティブなパネルと良く合っています。

 

それにしても良く出来ています。本物のうさぎの剥製に見えました。

生徒さんのものづくりの才能を見ました。

 

イギリスではかつて王族や貴族の遊びとして、鹿などの狩の獲物を

剥製にして屋敷に飾っていました。

この作品なら動物を殺さないで西洋のインテリアのエッセンスを

取り入れられます。

 

彫刻のレッスンでは生徒さんのリクエストがあれば、彫刻作品と

平行して修復や額装などの自由課題にも取り組んでもらっています。

 

現在週末クラス、平日クラス共に若干の空きがあります。

レッスン見学は随時受け付けていますので、ご興味のある方は

お問合せください。