「飾り台製作1」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

「飾り台製作1」

今回は生徒さんのリクエストで、作品を飾る「飾り台」を作っていきます。

 

材料はホワイトオークを使います。

とても硬く密度の高い材料です。

 

まずカーボン紙をつかってデザインを材料に写し取ります。

このデザインは以前紹介した「ドアノッカー」をベースにしているそうです。

 

 

次にバンドソーで切り出します。

 

 

バントソーで曲面を切り出すには、デザインのアウトライン、ギリギリまで

切り込みを入れてからデザインに沿って切るのがポイントです。

 

 

バンドソーで切り出した状態では断面が凸凹しているので、

「スピンドルサンダー」で断面を整えます。

このスピンドルサンダーは筒状のサンドペーパーの回転と上下運動により、

断面の垂直を残しながら曲面を整える事が出来る便利な工具です。

 

 

次に「面取り」をしていきます。

ハンドルーターで面取りをするのですが、ホワイトオークはとても硬く、

切削時の摩擦熱で焦げやすいので

一度に面取せずに数回に分けて深さを調整していきます。

 

 

この作業は危険を伴うので、生徒さんに代わって私が作業します。


 

面取りをするとデコラティブになりました。

 

 

この後は塗装の工程になります。

続きはまた次回に。