「彫刻作品をインテリアに取り入れる」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

「彫刻作品をインテリアに取り入れる」

先日彫刻教室を卒業した生徒さんが、自宅に作品を飾っている画像を

送ってくださいました。

とても素敵なので紹介します。

 

生徒さんたちが最初にチャレンジする課題「額縁」

塗りつぶして、アンティーク風に見えるようにエージング処理をしてあります。

 

ミラーとして使っています。

 

他の小物類との相性もとても良く、お部屋の雰囲気をセンス良く

演出しています。

 

次はホタテ貝の彫刻。

 

小さな彫刻なので無造作に飾っても主張し過ぎず、他に飾ってある物と

調和がとれています。

シャビーシックのお手本のようなディスプレイです。

 

そしてリネンフォールドパネル

 

リネンの布が折りたたまれた様子を表現している中世時代のレリーフです。

あえて着色をしないで木肌の色を活かしています。

 

これから木肌の色が美しく経年変化していく様子を楽しむ事ができます。

時が経つほどに周りの家具や小物との相性が良くなっていきます。

 

最後はアカンサス(植物の葉)のレリーフと、リボンのレリーフです。

 

アカンサスのレリーフは奥の壁にさりげなく立てかけてあります。

リボンのレリーフはオーク材で彫刻して、チェリー材で額装してあります。

 

このように生徒さんがどんな風に飾りたいか希望を聞いて、額装したり、

裏に金具を取り付けて壁に飾れるようにしたりしています。

 

アンティークやビンテージの家具や小物、雑貨類を集めて飾るのは

とても楽しい事ですが、そこに自分で完成させた作品を加えると、達成感や

満足感もとても高くなります。

 

そんな自分だけのインテリアのある暮らしは、単にお金を掛けて作った

インテリア空間とは一味違った、とても贅沢なものだと思います。

 

ご自宅で実際に飾っている様子の画像を送ってもらうと、教える側としても

とても嬉しくなります。

 

彫刻未経験の生徒さんがここまでの作品を完成させられるようになって、

講師としての達成感もひとしおです。

長い間レッスンに通っていただきありがとうございました。