「東京都庭園美術館  岡上淑子展」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

「東京都庭園美術館  岡上淑子展」

 

先日庭園美術館に岡上淑子展の内覧会に行ってきました。

 

戦後の物資の少ない時代に、進駐軍の残した欧米のフッション誌から

切り抜かれた写真を、コラージュにした作品が多数展示されています。

 

今回は写真を撮って良い作品はこの一点だけでした。

 

奇抜で非現実的な構図や構成はとても目を引きます。モノクロなので、

カラー写真を合成するより色彩の違和感が少ない事も、作品の魅力でした。

 

岡上淑子さんは、戦後のシュルレアリスムを牽引していた瀧口修造が、

1950年代に世に送り出したアーティストで、当時20代前半です。

若者の好奇心と自由な感性が十分伝わる楽しい展示でした。

 

いつ訪れても本館は美しくて落ち着く空間です。

 

展示点数が多いので、じっくり時間をかけて鑑賞するといいと思います。

 

 

オードブルがいつもとても美味しいです。