★★★★★★★★☆☆
2009年 113min.
ネタバレ しなくてもわかるようです。ラストは伏せましたけど。
敬称略
監督 デニス・イリアディス
製作総指揮 レイ・ハボーシュ
製作 ウェス・クレイヴン、ショーン・カニンガム ほか
原作 ウェス・クレイヴン
脚本 アダム・アレカ、カール・エルスワース
音楽 ジョン・マーフィ
ジョン:トニー・ゴールドウィン
エマ:モニカ・ポッター
クラッグ:ギャレット・ディラハント
フランシス:アーロン・ポール
ジャスティン:スペンサー・トリート・クラーク
セイディ:リキ・リンドホーム
ペイジ:マーサ・マックアイザック
モートン:マイケル・ボウェン
マリ:サラ・パクストン
えと、本作については観るまではなにも知りませんでした。TATSUYA DISCAS でホラー映画のDVDを借りようとDVDを調べてて、ウェス・クレイヴンが自身のデビュー作をセルフプロデュースでリメイクした、ってのに引かれましてね。口コミ見たら満点とかなってましたしね。製作にはあのショーン・S・カニンガムも名を連ねてますし、こりゃあ観なくてはいけませんね、ということでクジを引かずに観てみることにした、というわけです。
TATSUYA DISCAS の作品紹介でも「父母と旅行中の少女・マリは、友人のペイジと旅先で出会った少年に誘われ、彼のホテルを訪れる」としか書いてませんでしたしね。けっこうなワクワク感で観始める、ということでしたよ。
ていうか、観る前に調べましたら主役のトニー・ゴールドウィン、どこかで聞いた名前だと思ったら「ゴースト ニューヨークの幻」に出てた、パトリック・スウェイズを陥れた友だちのヤツやん!てなりました。それにまずビックラでしたね。それ以外の出演陣はみんな知りませんね。サラ・パクストンがビル・パクストンの遠い親戚なんだ、てことくらいでしょうかね。
さて。
オープニング5分はなにやらトンデモなことになっとりました。まあつかみとしてはいい感じじゃないでしょうか。ホラーというよりは、アクションかサスペンスか、って感じではありますけど、そこはそれウェス・クレイヴンですからね、期待は持てる、というわけです。まあ「鮮血の美学」って邦題もまんざらではない、てことですかね。
↑こちらがお母さんのエマ役、モニカ・ポッターです。家族旅行中なわけです。
↑そしてこれがトニー・ゴールドウィン。お父さんですね。
↑この子がマリ。主人公、なんでしょうか。
トニー・ゴールドウィンはやはり「ゴースト」のときから見ると老けてますけど、まあそれは当たり前なわけで、でも
↑この写真見たら、ああ、ってはなります。
↑この子がマリちゃんの友人のペイジ、マーサ・マックアイザックです。
なんかですね、マリちゃんがペイジに会いに行くって言って一人で出かけたんですね。で、街に来たんですけど、ん~と、真理ちゃんたち家族はいったいどういう旅行をしていたんですかね。旅行先で車おりて荷解きしてたときはえらい森の中やな、なんて思ってたんですけどね。マリちゃん一人で出かけてついてところはけっこうな街中で。なんかよくわかりませんでした。まあいいですけど。
で、
↑ジャスティンくんですけど、こやつがなんかあるのでしょうね。
えと、さっき言ったトンデモなオープニングでは、護送中の犯人が外にいる仲間と組んで、護送していた警官を二人殺しちゃうんですけど、その時に持っていたお札にその警官の血がついちゃうんですね。でジャスティンくん、そのお札を持っていた、というわけです。
で、ジャスティンくんに誘われるがままに真理ちゃんとペイジはジャスティンくんが泊っているというモーテルに行くことになります。
まあここまでは王道ですよ。展開が速いのがいいです。
↑ペイジはジャスティンくんにすすめられてマリファナ吸ってます。
なんかこうしてラリったりしてるとこは「96時間」を思い出しましたけど、まあまだ見えては来ません。
そしたら、
↑三人帰ってきました。
オープニングのやつらですよ。さあいよいよ、でしょうか。ちょっとキンチョー感が走ります。
↑やはりすぐにヤバくなりました。
いやいや、けっこうドキドキしてきましたね。いい感じです。
で、真理ちゃんと頁のふたりはモーテルから車で連れ去られそうになります。そんな中でも真理ちゃんはずっと冷静だったのでしたけれども、隙をついて車を奪おうとして大破させることになり、
↑真理ちゃん、タイヘンなことになってしまいました。
とはいえやっぱり逃げないわけにもいかないし、だから真理ちゃんの行動を責めることはできないわけで、うんうん流れは上手くできてるよなあ、ということではあります。
なんて思ってたら、
↑頁は刺されました。
でもって真理ちゃんは
↑レイプされました。
う~ん、なんかむちゃくちゃになってきましたね。40分過ぎてわたし、おいおい、てなりました。大丈夫かこの映画、て。とりあえずホラーではないような気がします。
↑それでも真理ちゃんはなんとか逃げます。
レイプされてる最中に見つけて隠し持っていた石で犯人ぶっ叩いて逃げましたよ。ますますホラーから遠ざかっていきますね。
でもって真理ちゃん、湖を泳いで逃げようとして犯人たちに撃たれて、
↑こうなってしまいました。
そんな折、真理ちゃんの父母は
↑こんな感じです。
そらまあまさか娘が命の危機にさらされてるとは想像だにしてないでしょう。こういうメリハリはやっぱり王道ですね。ウェス・クレイヴン、けっこう慎重派なのだなと思ってしまいます。
だから、ということは展開的にはひょっとして、なんて思ってましたら、
↑やつらが両親のところに来てしまいました。
案の定、なわけです。まあ、マズイやん、とはなりますね。お父さんがリーアム・ニーソンだったらマズイやんとはならないですけどね。とりあえずまだここではなにも起こりませんけど。フツーに「道に迷った」体でヤツらがきたので、両親もフツーに応対してます。まさか、なわけです。
↑トニー・ゴールドウィンは歳とって落ち着きましたよね。
「ゴースト ニューヨークの幻」のときとはえらい違いや、なんてのは30年も経ってるわけですから当たり前なんですけど、いずれにしても若い時より男前になってます。わたしなんか嬉しくなってしまいました。あのときは役柄ってのもあったんでしょうけれど、なんかオドオドしてて、申し訳ないですけどとてもいい役者になれるとは思いませんでしたからね。それが今では俳優だけでなく監督までやったりして大活躍ですよ。アニメ映画の「ターザン」ではターザンの声をやったりしてますし、ドラマ「スキャンダル 託された秘密」ではアメリカ大統領の役ですよ。今年で64歳ですか。まだまだ活躍してほしいですね。
さて。
で、奥さんのモニカ・ポッターはやつらを離れに連れて行きましてね。ああなるほど、旅行というのは街に近い郊外にある別荘に来たのだなということがわかるわけですが、そうしてやつらは離れに、父母は母屋に、となりました。でもってそこへ、
↑生きていた真理ちゃんが泳いで戻ってきまして、
↑両親はビックリ、となるわけです。
まさに風雲急を告げる、という感じですね。さあどう出るか、と。逃げるのかそれとも対峙するのか、て。けっこうドキドキしてきましたね。
↑娘の身体を調べてレイプされているのを知ります。
お父さんもお母さんもお医者さんという設定でしたがこのトニー・ゴールドウィンの演技が秀逸ですよ。これで観ているこっちもそうとうな怒りが湧いてくる、というわけです。
娘がレイプされたかどうかをお父さんが調べるのか、お母さんが調べたほうがよかったんじゃないか、っても思いますけど、娘がレイプされてたって知った時の怒りと憎しみと悲しみは父親の方がはるかに大きいと、娘二人を持つ父親のわたしも思いますから、それはそれでいい選択だったのではないでしょうか。
↑事のすべてに気づくこの顔!
観ているこちらは同情ではなく、同じ怒りを共有するわけです。
↑モニカ・ポッターはモニカ・ポッターで
↑フランシス(アーロン・ポール)の相手をしてるのですけれども、
ここらへんはキンチョーマックスとなりますね。
↑で!
↑刺しました。
わたしここで、自分がこぶしを握り締めていたことに気づきましたよ。で、
↑トニー・ゴールドウィンと
↑モニカ・ポッターは
↑こやつの頭をシンクに溜めた水の中に押さえつけてます。
夫婦の共同作業、なわけですよ。もうわたし、なんなら泣けてきてしまいました。それだけ感情移入しているというわけです。
最後は、フランシスの手をディスポーザーに噛ませて動けなくしておいて、
↑ハンマーのくぎ抜きのほうでこう、と。
わたし、ほ~っ、と息を吐きましたよ。いいじゃないですか、ウェス・クレイヴン。
↑とはいえこんなんしてる場合でもないですね。
↑残る二人をやっつけにきましたよ。
ちょっと「サイコ2」っぽくって、ホラー感が出てきました。こういうところがさすがなわけですね。そう簡単には終わらないですよ。で、
↑モニカ・ポッター撃ちます。
↑セイディ(リキ・リンドホーム)撃たれました。
まあ、おっぱい見せてる意味はわからんですけど。多分にウェス・クレイヴンの趣味が入っているのでしょうか。
↑くずおれるセイディ。
↑そしてモニカ・ポッターはドヤ顔、と。
いいじゃないですか。やってやった感満載ですよね。でもまだ親玉は残ってるわけで、よーし、行けーっ!てなりました。
まあもちろんそんな簡単には終わりませんけどね。まだあと20分ありましたからね。キンチョーはするわけです。
ていうかこの殺されたセイディ役のリキ・リンドホームですけど、俳優は本職ではなくって、じつはコメディアンでありミュージシャンだそうですよ。そういう人がこんなおっぱい丸出しにしてよかったのですかね。まあいいのでしょうけれど、日本じゃちょっと考えられませんね。
それはそれとして。
↑トニー・ゴールドウィンはしっかりホラーしてました。
ラストは伏せますけど、まあ想像通りです。ただ、想像通りではありますけれど、ちょっとあっけなかったかなあ、という気もしました。もうちょっとバテでもよかったんじゃない、って思いましたよ。惜しいなあ、という感じで★8つとさせていただいた次第です。ホラーらしいホラーではなかったですし、娘がレイプされてお父さんがその復讐を、っていうなら東野圭吾の傑作「さまよう刃」のほうが断然スゴイですしね。それらも含めての★8つです。
なんて言ってましたら、なんかラストのラスト、トンデモなことになりました。ただそれもやっぱりあっけなかったの感は否めなく、ほんの数秒のことなんでしょうけど、もうちょっと粘ったほうがわたし的にはよかったとは思いました。ということで、★の数は変わりません、ということで。
今日の一言
「最後まで気を抜くな!」
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