美味しいから売れるんじゃない。

売れるものが美味しいんだ。

 

 

っていう

飲食業なら誰でも知ってる名言があります。

 

 

それは全くその通り。

 

 

美味しいからって

売れるってわけじゃない。

 

 

私はもう、25年間も商品開発してきました。

商品開発だけは、25年間ず〜っと社長直轄事業部です。

 

 

それを踏まえたうえで。

5年以上前の鳥玉商品開発会議で。

 

 

「お好み焼き丼とか照りチキンマヨ丼とか

OPも簡単だし皆んな好きだし作りましょう!」

 

 

っていう提案がありましたが

それは全力で却下しました。

絶対いや。

 

 

確かに作ったら売れるかも知れません。

「売れるものが美味しいんだ」ですから。

 

 

でも全力で却下。

 

 

私は「信念を持って作ったものが

長期間継続して売れるものは正解」だと思いますが

そうじゃないものは、売れても売れなくても作りたくない。

 

 

20代の男性が

女子にモテたい!!

つって、流行りの曲を聴き

流行りの服をきて、流行りの車に乗る。

 

 

そして数年後。

流行が変わると

全く別ジャンルの曲を聴き、全く別の服を着て

180度空気感の違う車に乗る。

 

 

その若い男性は

その時期時期ではモテてるでしょう。

 

 

でもその人が40代、50代と同じように

生きてきた場合。

 

 

ただの流行りが好きなやつ。

信念のない軽いやつ。

 

 

って思われるだけ。

 

 

ビジュアルでモテてたわけです。

うわずらを着飾ってたわけです。

 

 

それが年齢を重ねビジュアルでモテなくなると

今まで生きてきた積み重ねが内面として

表に出てくる。

 

 

ずっと軽い外面でしか勝負してこなかった人は

中身で勝負できなくなる。

 

 

中身は何十年という生き方の積み重ねなので

簡単には、もうひっくり返せない。

 

 

呼び方を変えると

「ブランディング」とも言うかも知れません。

 

 

モテようがモテまいが

ずっと自分の好きなものを追って

追求して、信念を持って作ってる人がカッコいい。

それが後に必ず響く。

 

 

芸能人で言うと

桑田投手の息子さんのマットさん。

 

 

全然ブレない。

わたし、あの人の生き方

とってもカッコいいと思います。

 

 

・・・・・例えとして、全然シックリきませんが

そういう感じです。(どういう感じでしょうか)

 

 

何が言いたいかというと・・・・

 

 

売れる商品を作らないといけないけど

売れれば何でもいいわけじゃないから

 

 

そりゃ売れるようには考えるけど

結局、好きなように作らせてくれ。

 

 

ってことです。

 

 

 

 

 

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22年前から商品開発部長のポストがあって

歴代の方々は

 

 

初代は洋食が得意だった

「ごやさん」

 

 

現在、首里でビーンズっていう

豆腐の専門店をオーナーとしてやっています。

 

 

2代目は、バリューボックスやら。

今は鮮魚の卸や「焼き乃魚島」など

飲食店を多数展開している会社経営。

 

 

3代目は、現在「宮平料理店」をやっている

りっきーと「おりた鮮魚店」をやってるシン。

 

 

そして、4代目は

現在商品開発をしている石原あきお。

 

 

みんな尖っとる。

みんな信念持っとる。

 

 

それぞれ、売れた商品もたくさん作ったけど

売れなかった商品もたくさん作った。

 

 

でも共通しているのは

信念があった上で作っているので

売れなくても「信念」はブレない。

 

 

それが「次に」繋がって

「今に」続いている気がします。