たまには運営の話でも。

株式会社みたのクリエイトの商品開発の話。

 

 

商品開発のやり方は

今も昔も同じで「超豪速球のストレート200キロ」です。

 

 

今まで、和食居酒屋やバル系、レストラン、焼肉

定食屋さん、ラーメン、ステーキ店、沖縄料理、沖縄そば・・・

 

 

などなど他社さんも含めて

色んな商品を作って来ました。

 

 

でも、業態によってやり方は全然違うので

今回は分かりやすい和食居酒屋の商品開発のやり方で。

 

 

まずうちが商品開発をする時は

一般の消費者が絶対知ってて

絶対食べたことあるもので

想像できるもの。

 

 

を基本的に商品開発します。

 

 

枝豆、たこわさ、冷奴、刺身・・・・・

という和食居酒屋に定番の商品を選びます。

 

 

今回は分かりやすく

「たこわさ」で。

 

 

たこわさは、皆さん想像できるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなイメージじゃないでしょうか。

基本、和食居酒屋にある「たこわさ」は冷凍で来るので

解凍して盛り付ければOK。

 

 

誰もが想像できるので

そのイメージを覆すことを考えます。

 

 

基本は商品の「川上に遡る」

ってことを一番最初に考えます。

 

 

まず普通は冷凍なので

生のタコを使って

 

 

「生たこわさ」

これキャッチーですね。

 

 

さらに遡ると

山葵を本わさびにしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

「本山葵の生たこわさ」

 

 

これならイメージ変わらないですか?

通常の冷凍なら300円ぐらいが

これなら600円でもいいですね。

 

 

もっと遡ると

「水槽から取り出す動くタコワサ=本山葵で=」

 

 

手長タコとか生きてるタコを

水槽ごとテーブルに持って行って

それをテーブルでカットして山葵と合えるわけです。

 

 

もはや、普通のお客様が想像してるものとは

次元が違う「たこわさ」になります。

 

 

全く新しい商品を作ったり

なんか下手にひねった変化球は

 

 

しょせん、
200キロのストレートには勝てません。

200キロのストレートは誰も打てない。

だって、見えない(想像できない)んだもの。

 

 

サプライズ。

驚き。

 

 

でも「川上に遡る」っていうのは

和食居酒屋の場合限定です。



例えば、洋食は遡っても意味ない。
洋食の開発の考え方は違うと思います。

 

 

例えば、新鮮ベーコンのペペロンチーノとか

生きてる海老のグラタンとか

あんまり惹かれないでしょう。

 

 

定食屋さんも違う。
定食屋さんは、基本一品しか頼まないのに
 

 

そんな豪速球の商品投げたら

これは想像と違う。ってなる。

ので、プチ変化球がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥玉でいうと

通常タルタルソースはみじん切りで

白っぽいけど

 

 

卵ゴロゴロで黄身をたくさん使って

黄身のオレンジ色を出して

甘めにする。って感じのプチ変化。

 

 

手間かかるから普通はやらないけど

美味しくなる変化に手間をかける商品開発。

 

 

 

 

 

image

 

 

 

 

ラーメンの開発の仕方も

全然違う。

 

 

それぞれ、業態によって開発の仕方があって
豪速球が通用するスポーツと
 

 

そもそも野球じゃない業態。

 


サッカーとかだと

パス回しが重要。

 

 

焼肉とかはパス回しの商品開発。

 

 

最初ナムルからパス出して
そのパスは優しめのプチ変化球がいい。



中央まで一気に走り抜く
大判1枚カルビみたいな尖ったやつをぶっ込んで



尖ったユッケでセンターリングあげて
目の前炊き立てご飯でシュート決める。



映えるデザートで
サポーターのところに走って盛りあげる。
 

 

みたいな。

 

焼肉は居酒屋とか定食屋とは
全く違う商品開発の仕方が必要かな。

って思います。



それぞれ違う開発の仕方があるんじゃないかなぁ

って思う話でした。