昨日のブログの続きです。

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同感性集団を意図的に作る

具体的な方法は??

 

 

っていう昨日のブログの続きです。

 

 

結論からいうと

「簡単に入社させない」

 

 

っていう事だと思います。

 

 

新しく入ってくる社員が

全ての鍵を握ってる。

 

 

会社にはその企業の文化があって

ルールがあって、空気感があって、倫理観もあって

大事にしている事も沢山ある。

 

 

それが好きかどうか。

それに同感できるかどうか。

まずはそれを確かめないといけない。

 

 

もうコレだけ。

 

 

だけど、人手不足も相まって

社員希望がきたら、とりあえず入社させてしまう。

そんな時代。

 

 

だぶん、それが

組織にとって一番やってはいけない事だと思います。

 

 

企業文化が崩れる。

 

 

私たちは、2015年ぐらいまでは

社員を入れる時、相当な関門がありました。

 

 

まず面接。

合格したら実技試験。

 

 

天ぷらを揚げてもらったり

寿司を作ってもらったり

お題の料理を作ってもらったり。

 

 

 

それをエリアMGRや、料理長が集まり

毎回、料理を食べて採点し

合否を出していました。

 

 

面接される方のプレッシャーは凄まじい。

一回も使ったことない厨房で

全員にみられて味の批評もされて

受からないかも知れない。

 

 

それである一定の点数をとっても

それから3ヶ月は低い給与で試用期間。

わざとハードルを上げていました。

 

 

試用期間中は

採用された側も、この会社でいいのか?

 

 

採用した側(弊社)も

この人でいいのか?

 

 

お互いがお互いを試す期間。

その間に辞めても全然OK。

そういう試用期間契約にしていました。

 

 

そのハードルを超えた人しか

社内にいなかったので

とにかく強いし、とにかく一つにまとまる。

 

 

いま思えば

これが企業風土を作っていたんだと思います。

 

 

でも、それを10年前に止めてしまった。

 

 

人手不足で、そんな事ができなくなったから。です。

(恐らくこれが組織崩壊の最大の要因ですが、長くなるので割愛)

 

 

そしていま。

 

 

 

 

 

image

 

 

 

 

そしていま。

この近々4年。

 

 

採用の壁を

元のように高くしました。

 

 

実際この数年で

両手では収まらないぐらいの

試用期間社員が入社し

 

 

3ヶ月以内で

退職していきました。

 

 

特にこの2年ぐらいで

新規正社員に採用したのは0人です。

全員、試用期間で退職しました。

 

 

元々スタッフだった人たちが

戻ってきてくれて社員が増えているだけで

完全な新規での正社員は、近々ではいません。

 

 

初めて会った人と結婚しないでしょ?

そんな事したら、結婚してすぐ価値観の違いで離婚にあるでしょ。

 

 

結婚する前に、価値観が同じなのか

同じ正義を持ってるのか、同じ事に泣いて

同じ事で笑ったりできるか?

 

 

それを確かめて結婚。

そして一生を共にし

 

 

子供が産まれ

その子供が結婚し

その想いを繋いでいく。

 

 

そうやって、その一族の風土が

何層にも積み重ねられてできていくわけです。

 

 

要するに「お互いを同感」するかどうかを確認しあう為に

 

 

簡単に採用せず

確かめあう期間が重要。

(なぜ同感が必要だと思うのかは昨日のブログで)

 

 

人手不足だからと言って

すぐに採用してしまうと

お互いが不幸になり

後で必ず企業風土が荒れる事になる。

 

 

言い方は悪いですが

腐ったみかんが隣を腐れせる。

 

 

でも腐ったみかんは悪くない。

新鮮なみかんを売りたい組織なら悪ですが

 

 

腐ったみかんで

肥料を作りたい組織なら善であり

全員同感。同感できる組織であるかどうかだけの話。

 

 

ちなみに、企業風土が形成される期間は

およそ「4年」だと思います。

実際にそうなってる。

 

 

この4年、じっとブレず、芯をもって

同感する人たちをひたすら集めること。

 

 

4年後には

結構強い組織になってるんじゃないかな。

って思います。

 

 

これが同感性集団を意図的に作る

最も大事なことかなと思います。

 

 

AI時代だからこそ。

人の繋がりがより重要になる。

 

 

ちなみに。

 

 

「ある一定の規模までは(年商30億ぐらいまで)」

っていう事と

 

 

個人的見解で

他社さんは分からないのであしからず。