「海外学位留学に必要な英語力とは?」
今月に入って、海外の高校や大学で学ぶ方からのお問い合わせを複数頂いています。ありがとうございます。内容は、テンプル大学ジャパンに入学あるいは編入に関するものです。
私が海外で学ぶ方からのお問い合わせで感じることが、必ず1つあります。それは、何だと思いますか?
「この人の英語力って、どれだけなんだろう?」
「学業成績(GPA)はどれくらいなんだろう?」
この点を意識しています。つまり、ご本人もご自分の成績を気にしていると思います。海外の高校に学ぶ10代の人なら、学生ビザの制限に左右されないで、日本に帰って来て、アメリカの大学教育を受けたいと思って、テンプル大学ジャパンを希望すると考えられます。
また、海外の大学で勉強している人なら、学業成績がよくなくて、どこか自分のレベルに合った大学を探す必要があって、日本に帰って来て、テンプル大学ジャパンはどうかと問い合わせをすることになるのです。もちろん、経済的な面で帰国せざるを得ないこともありますが、たいがいは成績不振の場合なのです。
では、成績不振にならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、入学する前に、日本国内で「英検1級合格レベルの英語力」をつけることです。英検1級合格なら、異文化での生活面でのストレスを最初は感じて苦労はありますが、授業を受ける点では問題なくついて行けます。それは、学部でも大学院でも同じです。
「英語を使って、専門科目を学んで、自分の知識として身につける。」
ここまでをやり通すには、英検1級レベルの英語力が必要なのです。では、英検準1級ではどうでしょうか?英検準1級であるなら、条件が1つ加わります。
「英文法の知識が、完璧であること。」
これが、絶対に必要です。リーディングでも、リスニングでも、ライティングでも、スピーキングでも、全てのスキルを向上させるには、この英文法の知識が絶対に必要なのです。英文法の知識が完璧であれば、あとはリーディングを通して語彙を増やして、ライティングで表現力をつければ、英検1級レベルに到達するのは時間の問題です。
アメリカのコミュニティ・カレッジに入学する際に、英検2級レベルである場合は、その授業について行くだけで必死で、卒業後に4年制大学に編入するだけのGPAを叩き出すことが出来ないです。コミュニティ・カレッジに行く場合は、少なくても英検準1級レベルが必要なのです。
「ほとんどの若者が、海外留学を急ぐ傾向にあります。」
十分な準備を国内で行わないまま入学すると、ご本人の英語力の範囲内でしか授業を理解できないという現実に直面します。その時に気づいても遅いということになります。
私がお勧めするのは、「リスクをなるべく少なくして、海外の大学に入学すること」なのです。そのためにも、テンプル大学ジャパンのブリッジ・プログラムで1年間過ごしてみて、自分が英語で授業を理解できて、GPA3.25以上を保てるなら、私は海外の大学に編入してもいいと思っています。
「GPA3.25は、アメリカ人学生の平均だからです。」
ご自分がアメリカ人と同じ条件で授業を受けて、同じだけの成績を取ることが出来るということになります。そうすれば、海外の大学に行っても、苦労しながらでも授業を理解できて、その知識で就活も出来るということになります。
「授業内容を理解できることは、その内容が身についている証拠。」
「就活では、企業は学生の専門性を見ている。」
だから、就活も成績重視になるのです。海外大卒の人には、企業側からの期待が大きいので、成績はいいに越したことがないです。
「最終的に、どの職場に就職できるか?」
ここまで計算して、海外留学のプランを練ってください。私も海外留学したい気持ちが強くて、早く留学したと焦っていました。しかしながら、「何を勉強したらいいか」「お金はどうする」「英語力があるのか」という疑問があって、何も解決していませんでした。だから、まずは資金を貯めよう、その間に本当に海外留学したいのかを確かめよう、自分の興味だけで決めていないかを確かめてみようと決めたのです。
「海外留学は、人生の大きな節目になります。」
海外留学をするということは、学歴を上げることになります。そして、その先の就活でも、人生を大きく変えるきっかけとなります。そのためにも、十分な準備は必要です。
「ドロップアウトするリスクもあります。」
入学する時は強気でも、成績不振で帰国する際は、誰にも知られずにこっそりと弱気で帰ってきます。そして、高卒のままにならないようにして頂きたいです。そして、履歴書の学歴欄に、「中退」と加えることが無いようにして頂きたいです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝
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