「就活では、テレビCMに出ている企業を目指すのですか?」
こんなことを考えたことはないでしょうか?私も大学生の就活の時は、テレビCMで覚えた企業名や新聞や雑誌に登場する企業を目指して、企業説明会に参加しました。それが、令和の時代も同じなんですね。日経新聞に、同じことが書いてありました。ちょっと、ご覧ください。
池上彰さんが寄稿していますが、池上さんが講義や講演会で学生から寄せられる質問を聞いて、こんなことが気になるそうです。
「コマーシャルで見たことがある有名企業かどうかと言う評価に偏り(かたより)過ぎているのではないか?」
まったくそうですね。今の就活生も情報不足で、知名度や事業規模を見て、企業選びをしていないかという疑問です。私も一流企業に行きなさいと生徒さんに申し上げてはいますが、それにふさわしい学業成績と世の中の仕組みを理解する必要があるとお伝えしています。
「日経新聞を読むこと」
「ガイヤの夜明けやカンブリア宮殿を見ること」
「月刊誌致知を読むこと」
「SDGsを理解すること」
これだけやれば、世の中の仕組みが分かって、自分がやりたいことがどの産業に当てはまり、その中でどんな企業がふさわしいかを見極めることが出来るのです。同じようなことを、池上さんも言われています。
「産業の仕組みを学んで、就職したいと考える企業が果たしている役割や、取引先との企業とのつながりを理解して欲しい。」
単に、学業成績が良くても、社会科学の分野の科目を履修していないと、まったく「ビジネスのことが分からない」と同じです。商法や会計やマーケティングを理解することも必要です。人文科学の分野を専攻している学生には、特に社会科学の分野の科目を履修することをお勧めします。
私の生徒さんも、人文科学の分野で「A」「A-」を取り続けても、まったくビジネスのことが分からないまま就活を迎える学生となっています。とても惜しいです。
「アルバイトやサークル活動に明け暮れるのではなく、社会の動きに目を配ることを意識してください。」
そうすれば、井戸の中の蛙ではいられなくなります。地方から出て来た学生なら余計に、社会の仕組みを理解してください。そのためにも、大学の図書館で日経新聞を読んでください。その習慣が、あなたの人生を変えて行きます。
「頑張れ、就活生!」
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