今回の参院選、自分は渡辺よしみ候補の選挙をやらせて頂いています。全国津々浦々の有権者の皆様に対して、渡辺よしみに投票して頂きたいとお願いさせて頂いています。なぜ渡辺よしみ候補に当選してもらいたいのか。なぜ、みなさまに投票して頂きたいのか。いくつも理由はありますが、改めてこの点について、皆様にご説明をさせて頂きます。

1.国会きっての政策通であること

「渡辺よしみ」を語る際、ほかの印象が強すぎてつい忘れがちになりますが、実は本当の政策通です。自民党で当選したときから、自民党の塩崎恭久や民主党の古川元久らと並んで「政策新人類」と呼ばれ、金融緩和を中心とする「アベノミクス」と呼ばれる経済政策の原案を作成した張本人といっても過言ではありません。

しかし、それにとどまりません。この参院選期間中にも、国民投票によりイギリスがEU離脱を決めたという事態を踏まえ、今、日本政府が何を行うべきか、金融政策をしっかりと打ち出し、そしてそれを政府に働きかけるなど、単に政策を打ち出すだけにとどまらない実行力も合わせもっています。

今後いよいよ混迷しかねない日本経済の切り盛りを行うにあたり、国会に不可欠な存在だと考えています。

2.改革の実績があること

改革を叫ぶ政治家は数多くいます。しかしながら、それを実現した政治家がどれほどいるでしょうか。口先で改革を叫ぶだけでなく、徹底的に抵抗勢力と闘い改革を進めた政治家の一人。それが渡辺喜美です。

第一次安倍内閣において、渡辺よしみは行政改革担当大臣の地位にありました。そのときに進めたのが「各省庁における天下りあっせんの禁止」です。

それまで誰もが口にするだけで進められなかった、各省庁の業界団体への権力の源泉である「天下りのあっせん行為」を禁止できたのは、それこそ渡辺喜美の突破力をもってほかありえませんでした。

ちなみに、法案は通ったものの、その直後、安倍内閣が倒れてしまい(改革に反対する勢力、特に社会保険庁職員による情報リークが数多くあったと聞いています。)、公務員制度改革は道半ばでとん挫してしまいました。このことが、渡辺よしみが涙を流して一人自民党を離党するに至った大きなきっかけでもあり、政治家「渡辺よしみ」の苦難の始まりといっても過言ではありません。

3.ぶれないこと

政治家は、選挙のたびごとに公約を訴えるわけですが、ご都合主義で、選挙のたびごとに訴える内容が異なる政治家なんか序の口で、選挙のたびごとに全く相反する主張を何ら恥ずかしげなく訴える政治家すら決して少なくありません。

そんな中、渡辺よしみは、自民党にいたときも、自民党を離党してみんなの党を立ち上げたときも、そして今回「おおさか維新の会」の公認候補として参院選に立候補している今も、訴えている内容は全く変わりません。

(参考)「渡辺よしみが4年前に訴えていた事」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29173057

「増税の前にやるべきことがあるだろう。」

まずは行政改革を進めること、それによって行政と業界団体との癒着を断ち切り、岩盤規制に穴をあけ、新規産業の創出を後押しをしていくこと。それを先にやらなければならない。

小さな政府の実現を目指し、国が有する権限を、民間に、あるいは地方公共団体に渡すべきだという国家観は常に一貫しています。なぜそれを貫けるのか。それは、渡辺よしみが以前から訴えているポリシーに基づいています。

「政治家として大事なものは、目先の選挙ではない、次の世代なんだ」

まさにこの言葉通り、とうとう前回の選挙では落選の憂き目にあうわけですが、この訴えを変えることはありません。自分も落選をしている立場で痛感していますが、落選してもなお同じことを訴え続けることの辛さは生半可なものではありません。この一点をもっても、渡辺よしみは尊敬に値する政治家だと考えています。

4.再チャレンジをすべき存在であること

そして、最後に。渡辺よしみの選挙を応援するにあたり、数多くの有権者に聞かれる点でもありますし、避けることのできない話題が、例の8億円問題です。

この点、すでに検察が二度にわたり不起訴という判断を行っており、あの件が違法ではなく、これ以上法的な責任問題に発展しないことは確定しています。

たとえ適法であっても「不適切じゃないか」といわれる方もいらっしゃると思います。しかし、すくなくとも、自分は、当時みんなの党の倫理委員長として、お金の流れを通帳から何から確認して、8億円がいわゆる裏金の類でもなければ、私腹を肥やすために用いられたお金でもないことを誰よりも理解しています。

とはいえ、この点は、いくら口で説明をしてもご理解を頂きにくい点かもしれません。だからこそ、そういう皆様にお伝えしたいのです。

先述したような改革の実績、そして改革への想い。さらには全くぶれない政治姿勢。それを愚直に貫いた結果が、みんなの党の解体、そして総選挙での落選です。ある意味本当に不器用な政治家であるがゆえに、どこかの時点でこのような結果になることは必然だったのかもしれません。でも、だからこそ、もう一度本気で改革を進めさせて頂きたいのです。渡辺よしみを復活させて頂きたいのです。

失敗を経験した政治家は強いといいます。渡辺よしみが国会に戻ったときに果たしてどのような活躍をするのか、今から楽しみでなりません。


最後に。

僕は渡辺よしみという政治家を尊敬しています。しかし、それは個人的な好きとか嫌いとかいう感情に基づくものでは決してありません。また、義理や人情にもとづいて渡辺よしみを応援しているわけでもありません。

彼の政治家としての姿勢は今の国会において稀有なものであり、しかもその改革への情熱は今後の日本にとって不可欠なものだと確信をしています。

有権者の皆様には、渡辺よしみという政治家の価値を改めて「値踏み」をして頂いても構いません。先入観なく見て頂ければ、必ずや国会において必要な存在だと認識をして頂けると考えていますし、渡辺よしみ復活へと力を与えて頂けるものと確信をしています。

ぜひとも皆様、宜しくお願いいたします。


前衆議院議員 三谷英弘