大阪都構想の住民投票が明日行われます。



※ 写真は、大阪維新の会代表の橋下徹氏と反対派急先鋒で京都大学教授の藤井聡氏。
産経新聞ウェブサイトより転載しました。
http://www.sankei.com/west/photos/150207/wst1502070012-p1.html


改めて言うまでもなく、大阪市をなくし、特別区を作ることによって直接的な影響を受けるのは、大阪市民であり、また間接的には大阪府民なわけです。

その地域に住んでもおらず、責任も取れない人たちが、興味本位なのか、自分の利害なのかは知りませんが、わざわざ大阪まで行って大阪市民に対して投票呼びかけ行為をするのは、僕個人としては好みません。というより、何か違うと思うのです。

僕自身、母親の実家が大阪市内にあることもあり、政治家の一人として関心は高いし、言いたいこともたくさんありますが、この問題にあえて首を突っ込まないのはそういう理由です。

ちなみに、日本国内の今までの住民投票において、住民は、様々な政策課題について賛成・反対の意見を示すことができましたが、その結果はあくまで議会や行政における意思決定の参考になるに過ぎないものでありました。

これに引換え、今回の住民投票は、大都市地域特別区設置法に基づくもので、何と法的拘束力が認められます。住民投票の判断がそのまま決定になるわけです。

当時国会議員になる前ではありましたが、みんなの党が最初に他党に呼びかけ、様々な経緯を経て、法的拘束力がある形で住民投票が行われるシステムが導入されるに至りました。

市の廃止と特別区の設置という重要な政策課題に対して法的拘束力が認められる、こんな住民投票は例がなく、そういう意味では、日本の民主主義を考える上では、本当に大きな一歩であることは間違いありません。

今回大阪市民の方々には心底羨ましさを感じます。
自分たちの将来を自分たちで決められるのです。

将来の大阪に対して責任を感じて頂くためにも、ぜひ大阪市民の方々には賛否はともかく、投票して頂きたいと思います。


※ 都構想に関して、賛成・反対それぞれの主張については、ぜひ目を通してみて下さい。きっと思うところは色々あるはずです。

【賛成】
http://oneosaka.jp/tokoso/
【反対】
http://www.osaka-jimin.jp/not-osakato/


前衆議院議員 三谷英弘