【ここでは、皆様にお配りをしているMitanin' Reportの内容を、一部修正のうえ皆様にご紹介させて頂きます。】


衆議院議員に就任して二年弱。衆議院が解散され、皆さまから厳粛なご判断を頂く時期となりました。

さて、強固な支持組織・支援団体を有しない私にとって、衆議院議員でいられるか否かは、ひとえに有権者の皆さまの判断に委ねる他ありません。

弁護士の仕事を離れ、背水の陣で政治の世界に足を踏み入れた以上、政治の世界でしっかりと日本のため、国民のために働いて参りたい。しかしながら、ここ東京5区の皆さまは評価が厳しいことで有名です。義理人情だけで投票先を決められるほど生易しい方々ではありません。常に有権者の皆様に「政治家・三谷」を必要として頂かなければ、今の役割を続けることは不可能です。

衆議院選挙を控えたこの時期だからこそ、この2年の活動に対して有権者の皆さまから評価を頂きたいと考え、今回は国会活動報告を作成させて頂きました。

まず、三谷英弘は政治家として何をしたいのか。良く聞かれる質問です。

私は弁護士時代、ベンチャーやエンターテインメントビジネスの支援を主に行ってきました。そこで見たものは、現状維持を図り、既成の業態の利益を守るばかりで、日本を真に豊かな国にするための新規チャレンジへの後押しを進めない政治の姿。新規ビジネスが日本独自の規制の網に引っ掛かって、実用化を諦める姿を見たのは一度や二度ではありません。海外から客観的に日本を俯瞰できたからこそ感じる、世界中で次々に新しい試みが進んでいく中で、日本だけが取り残され、没落していく危機意識。この日本の在り方を変えたいと思って、政治家の道を選びました。みんなの党を選んだのも、その「規制改革への意欲」と「国際感覚」がどこよりも優れていると考えたからです。意欲的な規制改革を通じ、若い人が何度も新しいチャレンジを行うことができる仕組みを作ること。そして、日本独自のルールを排し、世界に飛び出す人材や企業を続々と生み出せるような、フェアで海外に開かれた環境を作ること。こういったことを通じて、今以上に豊かな国をを後世に残していければと考えています。

次に、当選以来、常に私が大事にしている「政治信条」について説明します。

1. 国会では常に議論の最前線に立つ。

国会議員の最大の職責は国会で働くこと。国会には立たず、選挙や政局にかまけている議員も少なくない中、そういう議員とは一線を画した活動を続けています。当選以来、東京選出の国会議員の中で誰よりも長く国会の質問に立ち、難しい諸課題に挑み続けているのも、その想いによるものです。

2. 目先の損得に捉われず、本当に国家国民のためになることだけを主張する。

「一強多弱」と言われる国会において、政策や理念を後回しにした選挙目的の合従連衡が次々に行われ、当選のために主義主張を曲げる議員すらいる始末。その中にいるからこそ、選挙での損得云々ではなく、真に国家国民の利益になることだけを、堂々と主張していきたいと考えています。

3. 机上の空論を決して行わない。

民主党政権の最大の失敗は、政策を理論や理念のみで語ってしまったこと。人間社会はそんなに単純なものではありません。常に地域の方と生身のコミュニケーションを行うこと。この点は旧来型と批判されるかもしれませんが、本当に皆さまが何を考え、何を求めていらっしゃるのかをまさに肌身で感じることは、政治の原点であり、政治の基礎だと考えています。

本書では、私が国会で取り組んでいる政策や様々な活動の内容をご紹介させて頂いています。その中から是非、私の「政治への想い」を汲み取って頂き、皆様から率直な評価を頂ければ幸いです。  

衆議院議員 三 谷 英 弘