この光景を見るのは10年ぶり。
そんな感慨を感じながら、参院選後に何度か行われた両院議員総会に参加していました。

10年前。
まだ六本木ヒルズに移転する前、自分が所属している法律事務所が、ちょうど弁護士100名を超えるか超えないかくらいのときのことです。

事務所内で様々な意見が湧き上がり、このままだと事務所の先行きが分からないというくらいの雰囲気になったことがありました。

その時、事務所近くにあった研修センターを全部使って、全弁護士、全スタッフが集まって意見を交換する会が催されました。

所属する法律事務所を何とか良くして行きたいという願い、スタッフや後から続く弁護士に働きやすい環境を提供したいという想い。

様々な意見を胸に、本当に多くの方が手を挙げ、様々な意見をぶつけ合う。
その時の光景は今でも忘れられません。

もちろんその後の全員の努力もあったわけですが、そのときに様々な形で意見をぶつけ合ったからこそ、お互いの信頼関係がより強固になり、その後の事務所の発展につながったのだと思います。

今回のみんなの党の「内紛」について、様々な見え方や、様々なご意見はあろうかと思います。

でも、自分としては、こういう「内紛」は各人の努力で必ず乗り越えられるし、またそれ以上に組織が組織として強くなるためには必要な過程ではないかと考えています。

赤裸々な意見をぶつけ合うこと、そしてそのあとに一枚岩にまとまって、一層努力を重ねること。

時間は必要かもしれません。

しかしながら、今回の騒動があって良かった、と逆に胸を張って言えるよう、今後一致団結して頑張っていきたいと考えています。


衆議院議員 三谷英弘