ジュニア大会2019 | みつる と こうたろう

みつる と こうたろう

親子の剣道の記録を残しておこうと思います。

2019年8月25日(日)は第20回茨城県ジュニア剣道大会でした。巧太郎くんのビッグイベントです。普段なかなか団体戦に出られない巧太郎。自分の力でメダルを取ることができるチャンス。頑張って欲しいところです。

 

実は、数カ月前から「2回勝ってメダルを取る」と自ら書いた紙を冷蔵庫に貼っていました。そしてジュニアに向けて、お父さんと秘密のトレーニングを続けてきたのです。技術のことは先生方にお任せするとして、お父さんから見た課題はズバリ「スタミナ」。メダルが欲しければ最低2試合は勝たなければならないため、2分☓2試合をやり切るための体力づくりに励んできました。

 

さあ、本番です。

 

1試合目。

相手は見事に同じくらいの力量の子です。ここはガチンコで行くしかありません。巧太郎も果敢に攻めます。まだ攻めやタメを理解していないので、ひたすら打ち込むスタイルですが、相手は完全に圧倒されています。そうこうしているうちに相面!旗は見事に1-2に割れて相手のメン。お父さん的には、うーん…?と思いましたが、息子は意に介せず開始線へ。二本目開始直後すかさずメンに行きますがこれも相面。旗はまたもや1-2に割れて、今度はこちらのメン。よっしゃ。勝負!巧太郎が前へ。プレッシャーに負けて、相手は下がる。そこを巧太郎が思い切ってメン。遠い、と思いきや意外に伸びて今度は旗3本。勝ちました!

 

ジュニア大会4回めの挑戦にして、初めての一勝です。次も勝てば銀メダル。さあ、がんばれ、こうたろう。

 

 

2試合目。

相手はこれまた同じくらいの力量の子です。試合は終始こうたろうのペース。相手はほとんど何もできていません。一分が経過しました。巧太郎は打ち続けていますが、スタミナはまだまだ大丈夫。トレーニングの成果もバッチリです。このまま判定なら勝ちは間違いないでしょう。ただ気になるのは、相手が巧太郎の打ちをことごとく下がってよけているところ。若干嫌な予感がします。…と思ったら相面。残念ながらあちらへ旗3本。しかしこれは文句言えません。さあ、取り返すぞ。はじめと同時に、巧太郎のメン! を相手が見事に抜いて引きメン! 勝負ありでした。

 

巧太郎大奮戦!!! の図

 

 

試合後。

お父さんは巧太郎をベタ褒めです。本当に一生懸命やった。目標には届かなかったけど、お父さんは目頭が熱くなりました。しかし、さらに嬉しい驚きが。なんと巧太郎が泣いて悔しがっているではないですか。「悔しいよ〜」と言って泣いています。

 

剣道を初めて4年。これまで数々の試合に負けてきました。でも、「負けて悔しい」という気持ちを外へ出したことは、これまで一度もありませんでした。巧太郎が本気で努力してきたことの証を見た気がしました。「お父さん、次の休みも稽古して」と言う巧太郎。いま、巧太郎は、初めて自分の足で土俵に立ったのです。お父さんには、そのことが何よりも嬉しかった。息子に隠れて号泣。

 

 

巧太郎、負けて悔しい の図

 

 

 

さあ、来週はお父さんの試合です。実は巧太郎に付き合って、お父さんも目標を冷蔵庫に貼ったのでした。そこには「実業団優勝」の文字が。さあ、どうなる、40歳!?