北海道旅行2日目の朝。
5時に起床し身支度を済ませ木古内駅前を6:20に出る始発バスに乗りました。
もし乗り遅れたら次にバスが来るのは1時間以上経ってからになってしまうので、何事にもかなりの余裕を持たせて行動するように心掛けました。

約1時間かけて横綱記念館の最寄り駅「福島」まで向かいます。
バス乗車時に整理券を取るのを忘れないようにします。

木古内駅前を出てしばらくすると左手に津軽海峡が広がります。
途中の数駅までは民家や商店が点在していましたが、次第に周囲の景色が緑一色に染まってきました。
緑の中に木製の電柱や自然に朽ち果てたような古い木造家屋を見かけることもあり、数十年前のまま時が止まっているかのようでした。

福島町に入ると再び建物が増え始め、バス内のお客さんも増え始めました。
そろそろ運賃の準備をします。
降車する時は整理券を先に所定の場所に入れ、運転席横の小さな電光掲示板に金額が表示されてから運賃を払います。
(他の地域のバス同様、バス最前部の電光掲示板に整理券の番号ごとの運賃が常に表示されています。)


バスを降りるとすぐ目の前に横綱記念館が見えます。
福島町の一等地に建てられているのではないでしょうか。


東京の九重部屋同様、敷地内には綺麗な花壇が。
記念館のスタッフでもある九重親方のお姉さんが手入れされているのかな?


階段に沿って序ノ口から幕下まで各段時代の千代の山・千代の富士についての説明や、各段・服装についての説明が詳しく書かれたパネルが掲げられています。

中に入るとカウンターで九重親方のお姉さんが受付をされていました。
キャリーケースやベビーカーなど大きな荷物は受付で預かってくれます。

☆☆☆☆

さっそく奥の土俵へ向かうと、ドスンドスンと四股を踏む音やペチペチと肌を叩く音が聞こえてきました。


ようやく目にできたナマ力士達。
はやる気持ちを抑え、靴を脱いで畳敷きの上がり座敷に正座します。
親方に代わりマネージャーさんが監督していました。


黙々と自分のペースで四股を踏む力士達。
入門から日が浅い2名(合宿参加力士では千代の勝と田岡)が土俵の中で行い、周囲を兄弟子達が囲むというのがこの時間のスタイルのようです。


四股に続いて柔軟運動も行っていました。
これを終えると番付が下の力士達から申し合い稽古が始まります。
力士ひとりひとりについては後編で詳しく述べたいと思います。
九重部屋では毎年8月のお盆休み期間から約2週間ほど
九重親方の故郷である北海道福島町で夏合宿を行っています。
福島町に1997年4月に建てられた横綱千代の山・千代の富士記念館には
立派な土俵があり、合宿期間中の力士達はそこで毎朝稽古を行っています。

ずっと行きたかったこの場所に今年初めて行くことができました。
なんでもっと早く来なかったのかと思うほど、
そして実際に行ったら毎年でも来たいと思ったほど素晴らしい経験ができました。

九重部屋を応援している方にはぜひ1度行っていただきたいので
来年以降行く方の参考にでもなればと思い、
今回の経験をブログにまとめることにしました。

☆☆☆☆


羽田空港から函館空港までは、
機内サービスを受けたりうたた寝をしている間にあっという間に着きました。
その後、空港から出てるシャトルバスに乗り20分ほどでJR函館駅へ。

クレジットカードや電子マネーは都市部のように頻繁に使えないことを想定し、
現金(特に千円札)を多めに用意して行きました。
今回の旅の移動手段として一番多く利用したバス内の両替機は
千円札と硬貨しか対応していなかったので大正解でした。

当初は函館のホテルに泊まってそこから福島町に向かう予定を立てていましたが、
鉄道とバスで2時間はかかるほど離れていて、本数もあまりないことが判明。
福島町の宿を探すも小さな民宿ばかりで一人で泊まるには多少の不安があった為、
福島町の鉄道最寄り駅である木古内駅近くのホテルを予約しました。


函館駅から木古内駅まで1両編成のJR江差線に乗りました。
終点の木古内駅まで行く電車は1日に9本しか出ていません。


木古内駅構内。
2015年度末に開業予定の北海道新幹線停車駅ということで、
駅構内および駅前では着々と工事が進められていました。
増築されたスペースを通って駅の入口(出口)まで向かっていると
所々に使われている木材の良い香りが漂ってきました。


木古内駅前の様子。駅前広場を造っているようです。
駅前には郵便局、少数の飲食店、ドラッグストアぐらいしかなく
コンビニが全く見あたりませんでした。
北海道新幹線開業後はセイコーマートあたりができるかな?

スーパーもなかったので夜10時までオープンしているドラッグストアで
飲み物を買って予約していたホテルへ。
駅前からまっすぐに伸びる道を5分ほど歩いたところにありました。

この界隈では一番大きいと思われるホテルで、老夫婦が経営しているようでした。
素泊まり1泊4800円。
設備の古さは感じられるものの、掃除が行き届いていて清潔感がありました。
お風呂は室内にあり、トイレは共同。
冷蔵庫がなく買ってきた飲み物が冷やせなくて困りました。


横綱記念館開館時刻から稽古見学するには
木古内駅前を6:20に出る始発バスに乗る必要があるので早めに就寝。
夕方からは福島町の大イベントである「やるべ福島イカまつり」も行われるので
道南地区の午後のお天気が心配でした。
広大な面積を誇る北海道、地区によってお天気が全く違う日もあるようです。


次回はいよいよ稽古見学編です。
七日目は自由席を購入することに。
朝7時頃に国技館に到着すると、
自由席購入待ちの列は南門のすぐ後ろまで伸びていた。
若手の力士や裏方さんの会場入りを眺めながら発売開始時刻を待つ。


会場入りしてしばらくすると田岡が入ってきた。
前を歩くのは高田川部屋の大由志と行司の式守鬼一郎さん。
田岡は今場所からマゲを結い始めた。
間近で見ると、まだ伸びきっていない毛がマゲから飛び出しているのが確認できた。

千代青梅ももうすぐ入ってくるかな?と思い待っていたが、なかなか姿を見せない。
田岡の取組が始まってしまうので諦めて中へ入り、
数分間経過したところで千代青梅と千代の勝が同時に入って来た。
初日の千代疾風に続き、またもや入り姿を写真に収めることはできなかった。


千代青梅は幕下経験者の大嶽部屋・大勝道に勝ち、4連勝で勝ち越しを決める。
立合い後すぐに前みつを取り、
前に出ながらもろ差しの体勢で寄り倒すという良い攻めの相撲だった。
男性のお客さんから「勝ち越しおめでとう!」と声を掛けられながら
支度部屋へと戻る千代青梅であった。


安心したところで国技館の外に出ると琴欧洲親方を見かけた。
姿を現すなり周囲の注目を浴びる。
手にはなぜかUCCの缶コーヒー用のダンボール箱が。
新米親方ということで雑用をこなしていたのかな?


九重部屋勝ち越し第一号となった千代青梅が
空一面に広がる灰色の雲を気にしながら外通路へ出てきた。
2年前の夏場所、千代鳳の付け人としてファンサービスに付き合っている最中に
突如ゲリラ豪雨に襲われてしまった場面を見たことがある。
そんな過去の経験から空模様には敏感になっている様子が伺える。
ビニール傘をしっかりと握りしめて部屋へと帰っていく。

館内に戻り、三段目の取組を見ながら秋場所で新発売となった豪栄道弁当を食べる。
においが強いとの情報があったので自由席の隅でひっそりと。
鶴竜弁当に比べればにおいはマイルド。
お弁当の主役の焼肉は噛みごたえあり。


お弁当の空き箱を捨てにいくついでに再び外通路へ。
幕下上位~十両力士が続々と入ってきた。
写真は九州場所での新十両が決まった達あらため輝。


十三日目の取組を最後に引退を発表した若荒雄。
ナマ場所入りはこの日で見納めとなってしまった。


再び館内で相撲観戦。
千代嵐は八角部屋の朱雀に勝ち、佐ノ山親方の目の前でストレート勝ち越し。
相手の変化に動じず一気に押し倒し。
帰宅後に中継の録画を見直すと、膝の怪我は6~7割治ってきているとの情報が。


西十両13枚目まで番付が下がってしまった千代の国。
関取の座を守る為にも今場所は負け越せないところだった。
しかし叩き込みで大道に負けて黒星先行。
そして翌日から休場。
場所前に稽古見学をした際、厳重に巻かれたサポーターが気にはなっていたが
まさか途中休場してしまうほど悪い状態だったとは。


千代鳳は憧れの旭天鵬に寄り切りで勝ち。
立合い後もろ差しの体勢になり、低い姿勢で攻めていた。


帰りは南門が混雑しているので、しばらく出待ちをすることに。
佐ノ山親方・千代疾風コンビと千代大龍・千代翔馬・千代稀琉トリオが出てきた。

佐ノ山親方達は足早に南門へと向かっていたが、
混雑に巻き込まれて足止めされ外へ出るのに時間がかかっていた。
千代大龍はサインや写真に丁寧に応じていた。
なかなか前に進むことができず、
大きな紙袋を2つ提げていた千代稀琉がやや辛そうに見えた。

十四日目と千秋楽の観戦記も書こうかと思いましたが、
次は九重部屋打上げパーティの記事を書くことにします。
もうすぐ一ヶ月が経ち、記憶がそろそろ薄れそうなので…。