九州場所の九重部屋は力士16人中8人が勝ち越し。
幕下以下の力士達が健闘する中、
関取3人はなかなか星が伸びず、更には2人が途中休場となってしまったが
残った1人・千代の国が2勝6敗の状態から7連勝し
9勝6敗の成績で場所を終えた。

$夏休みは終わらない
さすが「天然パーマの凄い奴」は何かやってくれる。
打上げでの九重親方のコメントが聞きたかったなあ。

$夏休みは終わらない
千代嵐は9日目の勢戦で負傷。
右足首の距骨骨折とのことで10日目から初土俵以来初めての休場となった。
全治一ヶ月らしいが初場所までほとんど稽古はできないだろうな…。
まだ若いしじっくり治してから出てほしいところだ。

$夏休みは終わらない
千代桜も千代嵐と同じく10日目から休場。
頸髄損傷とのことで、こちらも初土俵以来初めての休場となった。
かなり心配なんだが…。
頭から土俵下に転落した初日の勢戦を見直してみたが、
その時は特に変わった様子は見られないんだよなあ。
その後も5日目あたりまでは普通に相撲を取っていたが、
中盤から明らかに元気がなくなっていた。
あとからジワジワと異変が出てくるものなのだろうか…。

★★★

九州場所は会場には一度も足を運べなかったが
全取組のネット中継に加え三段目上位からのBSでの放送も再開し、
なかなか満足度が高い観戦ができたと思う。
テレビ放送圏内の千代の国から千代翔馬までの取組は
全てチェックすることができたしね。

夏休みは終わらない
惜しくも幕下優勝を逃した千代鳳(左)に残念賞を渡す千代翔馬(右)
という場面ではないが、この1年間の千代鳳はここ一番の勝負に本当に弱かった…。
6連勝で迎えた七番相撲で負け、三段目優勝と幕下優勝を逃すこと各1回、
3勝3敗で迎えた七番相撲で負け、負け越しになること2回、
そして今年の九州場所での幕下優勝決定戦でも負けてしまい
見ていて何だかもどかしい。
それでも幕下ひと桁台での6勝1敗はお見事。

夏休みは終わらない
休場していた技量審査場所以外は、丸1年間勝ち越している千代雷山。
だが自己最高位からは2年間遠ざかっているんだよね。
そろそろ体の大きさに見合った地位へ転がりこんでもらいたいところだな。

夏休みは終わらない
フル出場していたが、1年間勝ち越しがなかった千代秋豊。
今場所は5勝2敗の嬉しい成績で
ズルズル続いていた番付降下を阻止することができた。
秋場所千秋楽でどこか負傷したようで心配だったが、
特に影響はなかったのかな。

夏休みは終わらない
森も地元の九州場所を6勝1敗の好成績で終えた。
序ノ口に落ちていたので各段優勝のチャーンス!と思っていたが
「蘇」(いける)との一文字対決に敗れてしまった。
画数で負けたかなあ。
久々に森の相撲が見られるぞー!と楽しみにしていたのだが、
平日に組まれることが多く結局7日目の相撲しか見られなかった。
まあ、ずっと首の怪我が心配だったから
土俵上に立つ姿を確認できて良かったよ。

夏休みは終わらない
千代の眞(左端)も6勝1敗で久々の勝ち越し。
休場で番付を大きく下げてしまっていたが、これで三段目の中位には戻るかな。
BS放送も復活したことだし、
春場所ではまたテレビで取組が見られるといいなあと。
以前よりかなり痩せてしまったようだが、
ネット中継だと締まって美しい体になったように見えたな。

兼子(右端)は途中まで4勝1敗で、
6勝できれば三段目昇進だったが結局は4勝3敗で場所を終えた。
4勝3敗と3勝4敗を繰り返してきた2011年の兼子。
連続で勝ち越せられれば三段目はすぐなんだがなあ。
九州場所以外は全て3勝3敗の状態で7番相撲を迎えているから、
あともう一歩だね!

九州場所千秋楽から3日後の11月30日、
初場所の新十両力士と九州場所を最後に引退する力士が発表された。
どちらにも1名ずつ九重部屋の力士の名があった…。
続く。
打上げの最後のプログラム・抽選会。
今度はステージ横で進行を見守る力士や親方にも注目。

$夏休みは終わらない
千代丸と呼出し・重太郎さんが真剣にステージ上を見つめる。
手前にいる千代皇は、千代翔馬と同じく秋場所で博多帯デビュー。

$夏休みは終わらない
くるりと半回転の千代皇。
目がうつろ、腕がだらりとしていて何だか眠たそう。

$夏休みは終わらない
お久しぶりの千代の眞。
技量審査場所は2番相撲から休場、名古屋場所は全休だった。
秋場所は3連敗後3連勝していたが、
7番相撲で立ち合いと同時の引きに敗れ負け越してしまった。
初場所と比べると、体がひと回り小さくなってしまったような気がする。
どこが悪くて休場していたのかねぇ。

$夏休みは終わらない
スタンバイ中の佐ノ山親方と押尾川親方。
景品のお花と一体化する兼子。

このお花が当たったお客さんの中に、沖縄からやって来た高校生がいた。
千代皇の後輩で九重部屋に入門予定の福里少年だ。
お花を前にして、戸惑いの表情を見せていた。
そんな少年を見て進行役の人が
「沖縄まで持って帰れなくて困っているようです!
 どなたか交換してあげて下さ~い。」
と呼びかけていた。

$夏休みは終わらない
真面目になった明月院がステージ上に景品を運ぶ。

$夏休みは終わらない
無表情で意思疎通を図る木下兄弟。
千代丸(右・兄)と千代鳳(左・弟)

$夏休みは終わらない
千代桜が引いた半券で、千代桜のお母さんにも景品が当たっていた。
「相撲」9月号で元警視庁の人だと紹介されていたので
体格がいい女性を想像していたが、実際は華奢な方だった。
千代桜似の穏やかな顔をした若いお母さんだった。

このような感じで抽選会は無事終わったのだけど、何か違和感が…。
お馴染みのカナダ旅行券ともずくスープが景品から外れていたのだ。
もずくスープは初場所も登場しなかった気がする。
地味に当てておきたかったなあ。

$夏休みは終わらない
パパパン、パパパン、パパパンパン!×3

$夏休みは終わらない
九重部屋の皆さん、お疲れ様でしたー。

ロビーに出ると幕下以下の力士達が
お土産の「ちゃんこ鍋スープ詰め合わせ」を配っていた。
お客さんの列がスムーズに流れるように
千代鳳と千代雷山が「前にお進みくださーい。」と促していた。
低音のどっしりとした声と太くこもった声がロビーに漂う。

この打上げから早くも一ヶ月。
まもなく九州場所の番付発表だ!
九重親方の挨拶が終わり、
勝ち越し力士達が御祝儀を無事に受け取ったところで
ステージ上にはゲストが続々と登場。

その中に昔の歌謡曲を歌う青年グループがいたのだが、
センターで歌う青年がなんと元力士だという。

$夏休みは終わらない
この人。
朝日山部屋所属だったとの紹介があり、
すぐ元「綱ノ富士」の白川裕二郎さんだと分かった。

$夏休みは終わらない
こちらが現役時代の写真。
平成9年度版「完全大相撲力士名鑑」より。
この名鑑には平成8年秋場所時点での全所属力士が
基本データの他にちょっとしたエピソード付きで載っているのだ。
またこのような名鑑が発売されないかなあ。

綱ノ富士はちょうどその場所で土俵を去ってしまったからか
顔写真は載っているものの、基本データもエピソードも載っていない。

★★★

ゲスト達のステージが終わると、抽選会が始まる。
箱に入ったチケットの半券を関取3人と親方2人が引き、
半券に振られた番号に応じた景品が当たる。

夏休みは終わらない
幕下以下の力士達はお手伝い。
今回は千代鳳(左)と千代翔馬(右)が中心となる。

夏休みは終わらない
新幕下の千代翔馬は秋場所から博多帯デビュー。
国技館で見かけた時はミント色の爽やかな帯を締めていた。
3勝4敗と惜しくも負け越しだったが
千秋楽の七番相撲では巨漢224.1kgの魁ノ若(魁皇の付け人を長年務めていた)を
真っ向から当たり寄り倒すという力強い相撲を見せた。

夏休みは終わらない
お手伝いの2人と連絡を取りながら半券を引く千代嵐。
初場所ではステージ上で半券を引きつつ、
その下で千代鳳や千代翔馬のようにお手伝いも担当していた。

夏休みは終わらない
締め込み、化粧廻し、写真で着用の羽織袴、と
身につけるものを青で揃える千代桜。
場所入りで見た羽織袴は確か白だったかな。

夏休みは終わらない
床九さんの髪型が気になる様子の千代の国。
場所中はずっと右目の上の傷に絆創膏のようなものを貼っていたが
負傷から約2週間経過した打上げではここまで回復。

夏休みは終わらない
「浅香山親方」と言えば以前はこの人だった。元・闘牙。
現在は「押尾川親方」としてどすこいFMにも度々登場している。
佐ノ山親方と組む時は、遠慮しているのかほとんど喋らない。

夏休みは終わらない
最後に半券を引いたのは佐ノ山親方(元・千代大海)。
じっと見ていると立体的に見える柄のネクタイを締めて登場。
思えば1年前の秋場所千秋楽前日(つまり14日目)は
お昼にささみカツカレーを食べ過ぎて大変な目に遭っていたんだったな。
どすこいFM欠席で残念だった覚えがある。
押尾川親方が西岩親方(元・隆の鶴)と組んで頑張っていた。
佐ノ山親方の解説は丁寧で分かりやすくて良い。

ステージ横では景品の準備をする幕下以下の力士達の姿が見られた。
続く。
ようやく九重親方が会場に到着。
秋場所で勝ち越した力士に御祝儀が与えられる。

$夏休みは終わらない
再びステージに整列する力士達。
後列先頭の千代鳳が列を気にかける。

この場面を昨年の秋場所と今年の初場所と写真を撮っているのだが、
どうもタイミングが難しくてうまく撮れていない。
そこで今回は動画で撮ってみた。

夏休みは終わらない
今場所の皆さんの星取表。
自己最高位だった兼子は5勝以上だったら
念願の三段目昇進が確実だったんだけどなー。
8日目は最後にうまく廻しを取り、投げつつ寄り切るという良い相撲を取っていた。

夏休みは終わらない
千代の国。10勝5敗。
右目の上の怪我について、お客さんに細かく説明する親方。
(準備運動中に気合いが入りすぎ、気絶してぶつけた。)
この件については「6針縫いました。ばか!」とのことだったが、
それを克服し好成績を残したことについては「よく頑張った。」と褒め言葉で締めた。

夏休みは終わらない
千代嵐。8勝7敗。
何度再生しても最初の親方の言葉が聞き取れない…。
「地味にようやく男前になってきたな。」と言っているのかなあ。
「スピードのある動きのある相撲を確立して頑張ってください。」とのこと。

夏休みは終わらない
千代鳳。5勝2敗。
「これたぶん来場所十両にあがります。」と親方も期待大の様子。
地元・九州で実現できるかなあ。
こう見えて、実はまだ19歳になったばかりだ。

夏休みは終わらない
明月院。6勝1敗。
日頃の怠け癖を注意しつつも
「よく6番も勝つ。」「これも来場所チャンス。あがる!」と期待を寄せる親方。
教習所の件はここだけのお話だと思っていたら、
数日後にスポーツ新聞のサイトでニュースとして流れていた。
名前も顔も土俵デビューも、強烈なインパクトを与え知名度があるから仕方がないな。

夏休みは終わらない
千代丸。5勝2敗。
「親方が言ってる10分の2もやらない。」と注意を受ける一方で、
「それで5番も勝つんだから大したものだ。」と褒められる場面も。
親方のアドバイスを素直に受けられるかどうかが、
これからの番付に影響してくるみたいだ。

夏休みは終わらない
千代皇。5勝2敗。
「初の幕下で5勝2敗。びっくりしました。」
「顔も男前になってきました。」
と褒められてばかり。
その度に笑みがこぼれていた。
もうすぐ高校の後輩が入門してくるが、
先輩の順調な出世も角界入りの後押しになったのかもね。

夏休みは終わらない
千代栄。5勝2敗。
「この男もね、言ってることをあまり理解してやっていない。」
「もっと頭を使いなさい。」

5番も勝ったのにダメ出しだけで終わってしまった。
帰る時の表情が何だか寂しそうだった。

夏休みは終わらない
千代雷山。4勝3敗。
親方からは御祝儀を渡す時の「はいどうぞ。」の一言だけで片付けられてしまった。
初場所も「はい。」だけで終わっていたような気がする。
3連勝スタートだったが、後半で失速して結局4勝3敗。

夏休みは終わらない
三原。4勝3敗。
ステージの一番端にいたので、
親方の前まで出てくるのに時間がかかってしまった三原。
「はやく来い。」
「いつも急ぎなさいって言ってるでしょ。」
「かわいいんじゃダメなんだよ。」
とダメ出し3連発。
愛媛県出身、みかんの戦士・三原。
サガリは夏みかんみたいな色だな。
7日目は熱戦で見応えがある相撲を取っていた。

動画バージョン

$夏休みは終わらない
森(右)だけこの場面をまだ撮れていない。
来年は撮れるといいなあ。
お客さんと力士達との交流タイム。

解禁されたお料理には人が大勢並んでいるので、
人の流れが落ち着いてから残り物を頂くとして
まずは力士達のくつろいだ表情を撮りに行く。

ステージ近くにいた力士達から。

夏休みは終わらない
和歌山県が生んだジャイアントロボこと千代雷山(左・189cm)と
東京都・青梅の寅こと兼子(右・174cm)
秋場所では千代桜の付け人を務めていた2人。
観戦に行った日は国技館地下の大広間へちゃんこを食べに行くのだが、
その行きや帰りによく千代桜ご一行様の場所入りを見たなあ。

夏休みは終わらない
名古屋場所で新幕下の最年長記録(年6場所制以降)を更新した千代錦。
三段目に落ちてしまった秋場所は全休。
ヒザの具合も気になるところだが、気力も心配だなあ。
打上げでは抽選会の景品の見張り担当だったのか、ここから動かなかった気がする。

会場の「飛翔の間」入口付近へ移動。

夏休みは終わらない
長崎県出身の男前こと森。
こちらも秋場所は全て休場(初日は不戦敗)。
3月に首を骨折し、5月の技量審査場所は全休。
名古屋場所は出場し5勝2敗の好成績だったが、
何かとタイミングが悪く1番も相撲を見られなかった…。
九州場所では初場所千秋楽以来の相撲を見られるかなあ。

夏休みは終わらない
呼出しの海人さん(左)と明月院(右)
仲良しぶりをお客さんから指摘されると「同期なんすよ。」と言っていた。
しかし明月院のコミュニケーション能力の高さは正直うらやましい。
おじさん連中相手によくあんなにペラペラと喋られるのお。

序ノ口の取組からネット配信されたことで、
海人さんによる呼びあげも聞けるようになったのが嬉しい。
名古屋場所では、難しいと思われる「高千穂ノ峰」の呼びあげも
見事にこなしていたのを確認。

夏休みは終わらない
弱冠ハタチの新十両・木更津が生んだ褐色の弾丸こと千代嵐(左)と
呼出しの重太郎さん(中央)と重夫さん(右)。
打上げでの千代嵐は薄い抹茶色の弾丸になっていた。
秋場所では日を追うごとに納得できる相撲が取れていたようで、
勝ち名乗りも気持ち良く受けていた。

今更だけど本名の画数が多いな。
書き終えるのに森や三原の倍はかかりそう。

夏休みは終わらない
最後に再び千代雷山と兼子。
お皿に盛っているのは、どうやら自分用の料理ではないようだ。
過去の打上げや祝賀会での様子を見ると
彼らのように入門から数年経った力士達が用意しているのは
偉いお客さんやその相手をする親方用みたいなんだよね。
入門して間もない力士達がお客さんに混じって
パクパク食べているところはよく見るんだけど、今場所は見なかったな。
まあさすがに明月院が一人でモリモリ食べていたら変だしな。

しばらくして親方が会場に到着。
続く。