【怒鳴られることに耐えられる≠メンタルを鍛える】
こんにちは。勇気づけとベビーサイン教室の先生、三宅美絵子です。
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「小学校の頃は、苦しくても楽しかった。どんなに怒られても、最後にコーチが抱きしめてくれていたから、コーチのことを嫌だとは思わなかったし、頑張れた。」
先日、四街道市の小中学校の先生方100名に向けて、『子どもの意欲を引き出し、学びへと促す指導の在り方』という講演会をさせていただきました。
小学校ではOKだったことが、中学に行ったら急にNGになって怒られる。
それでは子どもは混乱するから、小学校、中学校で統一見解を持って教育をしていきたいという、お考えのもと研修会を開催しているという素敵な取り組みでした。
一方、
「こわくて、先生には言えない」
「○○部だけは、夏休み前の〇日までに顧問の先生に宿題を提出しなければ、大会に出させてもらえない」
期日までに宿題が間に合わなくて、部活をやめるといいだしたり、円形脱毛症になってしまった子がいたり・・・
というご相談を同時期に受けました。
小学校の頃から続けてきているスポーツ。
同じように厳しい指導でも、頑張れた子どもたちが「頑張れない」と言っているのは、どうしてなのか?
「小学校の頃、頑張れていたのはどうしてだと思う?」の答えは、
「小学校の頃は、苦しくても楽しかった。どんなに怒られても、最後にコーチが抱きしめてくれていたから、コーチのことを嫌だとは思わなかったし、頑張れた。」
でした。
「なんでできないんだ!」
「やる気を出せ!」
「そんなプレーするくらいなら、なにもするな!」
「目障りだ!」
飛び交う怒号。
コーチは保護者に、
「怒られてでも這い上がってきてほしい」
「厳しい練習に耐えられたら、これから何でも耐えられるようになることを伝えたい」
と、話されたそうです。
子どもたちには、そのことは伝わっていません。
もし伝わっていたとしても、「言葉」だけでつたえられるのは、限界があるのではないでしょうか。
子どもたちの‘やる気‘は、お尻をたたかれれば生まれてくるものではありません。
練習がきつくて苦しくても、それでも「楽しい」と思えていたから、自分から頑張ることができていたのです。
自分で、自分を励まして進めていたのです。
それが、「怒られるのがこわいからやる」という、
・軸が自分ではなく他の人に移っている
・行動のモチベーションがマイナス
では、
「自分で自分のやる気を出す」ことはできません。
逃げ出したいような状況でも頑張れる強さは、
・自分のことを自分が信じている
・指導者を含め、周りのことも信じている
・自分の頑張りが、仲間や周りの人を励ます力になっている
そういったことが、「メンタルを強くする」ことに繋がっていきます。
だから、つらいことがあっても頑張る底力を持てるのです。
子どもたちは学習能力が高いです。
だから、怒鳴られることへの免疫はついていきます。
聞いているふりをしたり、聞き流す術を身につけます。
でも、それはその場をしのぐために身に着けた術であって、メンタルが鍛えられていることとは、全く違います。
できていることに注目する‘ヨイ出し‘は、決して甘やかすことではありません。
‘ダメ出し‘だけでは、子どもたちは伸びていかないのです。
子どものことを思う気持ち自体に、大きな違いはないのかもしれません。
でも、私たち大人の伝え方が、子どもたちのこれからを作る土台になっていることも、ある一つの事実です。
「自分で自分のやる気を出せる子」に必要なことは、「やる気を出せ!」と、お尻をたたくことではありません。
「自分のことが好き!」と思えるところを見つけていってあげることです。
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