3クールの12日目。
しんどさサイクル
が上向き基調です。
いろいろ考える余裕も出てきました。
副作用3拍子の「読む」ってやはり気分が上がらないと、集中できませね。
今日は少し読書感想等を。
お付き合いいただければ嬉しいです。
話の続きになりますが標準治療とゲノム治療が紹介された日本経済新聞記事に↓
「がんゲノム医療は国立がん研究センターにビッグデータが集積しており、将来はゲノム医療で個人の遺伝子情報によって投与抗がん剤や副作用も異なる時代が来るって、2019年から〜 ってお話を少し誘導しています。
本当にたまたま何ですけど、昨年の文藝春秋記事を読んでいるとこんな投稿を目にしました。
ご紹介します。(読まれた方には失礼します)
●●●国立がん研究センター理事長(中釜斉さん)の投稿記事〜 文藝春秋7月号です。
「高齢者と抗がん剤」の新事実 〜 すみません、以下は私の読後勝って解釈による簡略的なまとめですのでご容赦、ご注意ください。
........... 以下まとめです.......
●画期的ながん治療のゲノム解析にも壁があり、ゲノム総量のうちがん化する遺伝子に結びつくのは約3/10000程度。傷ついた遺伝子ががん化する確率が0.03% と極めて低い。決定的要因である傷のつく位置のコントロールはできない
〜 つまりゲノム解析にも壁と限界がありそう簡単にゲノムに目星をつけられないようです。
●AYA世代ー15-35歳の5年生存率は改善していない症例が少ない、治療後の検証もされれない
〜つまりこの世代が一番検証解析の難易度の壁が高いようです。ゲノム解析に必要な患者数が圧倒的に少ないということでしょうか。
●ライフステージ毎の研究が必要
国立がん研究センターで17年4月に公表した症例数7000件、2016年の医療費40兆円のうちがん治療に4兆円 トップ2位。
〜つまり個人差が一番はっきり出るのが75歳以上、また最も患者数が増加する世代のなのでこれからの医療費削減、予防に効果があり研究を進め、ビッグデータを集めるターゲットがこの世代だそうです。
●医療の現場は「がん告知よりも、抗がん剤治療をしない方がいいですよって言うハードルの方が高い 」75歳以上の結果として(抗がん剤投与の生存率結果に差がないような結果であった)これだけ治療しなくても長生きしてますよっていうデータが出ているそうです。本にはグラフで示されてます。
〜 考えますね、これだと75歳以上では抗がん剤投与で苦しまない方が生存率、QOLともに高く見えますね。それがミスリードされる点を先生は憂慮されてます。
●QOLのデータはほぼない状態。近藤誠医師「がん放置治療」との比較も難しい、副作用を過大に捉えているが、否定もできない
●国立がん研究センターのがん研究もまだ一里塚、臨床と研究の連携が大切
と結ばれています。
中釜さんの奥さまもがん患者でご家族の視点からも抗がん剤治療の効果や悩みを述べられているのが印象的でした。
いかがでしょうか?
ブログでは国立がん研究センターに通われている方も少なくなく、自分も何となく再発っていうリスクもあり、これからがん患者が増えるような社会だとするとゲノム治療ってすごいと思いますし、自分のゲノムデータを国立がんセンターの預けて来年以降で解析いただけると将来の備えにならないかなぁって楽観的に希望的観測を持ったのですが、そうでもないのようですね。
とても気になる記事でした。
皆さまは、どうお感じでしょうか。長々とお付き合いくださりありがとうございました。
今日は副作用が少し良くなってきたので珍しくついつい真面目に考えてみました。
明日はまた明日の風が吹くさよう(副作用) !
さて、明日からまた行脚! 魔の14日目を迎える前にひっそりと。