脳梗塞による半身不随というは、本当に厄介な病気だと思います。神経の方がやられているので、当初は全く身体が動きません。放っておくと、筋肉はどんどん痩せていき、ますます動かなくなります。とにかくリハビリをしていると、ある程度動くようになりますが、リハビリではバランス良く色々な筋肉を動かすということは難しいです。大事な大きい筋肉を中心にリハビリをするので、小さいインナーマッスルをリハビリするということは後回しになりがちです。そのことをちゃんと理解していないと、何故普通に動けないのか?とイライラすることも多くなります。いずれにしても回復には時間がかかるのです。しかし、粘り強く身体と相談しながら、リハビリをやっていると、次第にイメージ通りに動けるようになってきます。

 

 

 歩くという本来簡単な動きも、ゼロから相当回復までに、色々な段階があることに気が付きます。実は腰から下には、股関節、膝、足首、足指などたくさんの自由度があります。回復の最初は、そのできるだけ自由度を減らし、大きな筋肉だけで歩いていたと思います。つまり、足首などはあまり動かさないように歩いていたのです。しかし、ある程度歩けるようになると、腰から下の自由度は全て意味があることが分かってきました。

 

 最近、私が気をつけていることは、足首から先の動きです。母子球のところで蹴り、踵を上げながら歩くとリズミカルに歩けることは明らかです。そうすると、それまであまり使っていない筋肉を使うようになり、疲れます。しかし、それを繰り返していると、より普通の歩きに近づくことは間違いありません。

 

 足首から先には、本当にたくさんの骨があり、全て意味があるとすれば、それに繋がった全ての筋肉はきちんと鍛えなければなりません。それで、色々と足指を動かす筋肉を使う運動をやっているのです。

 

 次回は、「閑人閑話 その77(2022年後半に起こった腰痛の遠因は本の執筆?)」です。