ひたちなか市那珂湊反射炉跡(復元)


ひたちなか市那珂湊反射炉跡を見学しました。三浦乾也を研究していると日本最初のガス燈の記述に出会います。


安政2年大島高任は、ここで石炭乾留器(蒸し焼き)を使って石炭を熱してコークス(燃料)とコールタールに分けてガスが発生し、これに火を付けるとガス燈になります。


釜石で大島高任は高炉によって日本で初めて製鉄しましたが、その前に砂鉄によってここの反射炉で鉄を生み出し、大砲を使っていました。


この石炭乾留器を納入したのが三浦乾也が指導した川口の鋳物師でした。この装置を大島高任の友人で化学者である宇都宮三郎が、見ていました。


その絵図がここの大工によって絵図が残されています。それらを全て入手して調査済みでしたのでこの場所に来たかったです。


桜咲く 那珂の反射炉 夢の跡


耐火煉瓦を焼いた焚き口窯を含めて8連房の登り窯も見学できました。この登り窯の傾斜角度はほぼ15度でした。


内部には耐火煉瓦が残っていてすでに成分分析もされていてその結果も入手しているのでいずれまとめたいと考えています。