先週(5/31)、東京の上野公園内にある国立科学博物館で開催中の特別展「人体 神秘への挑戦」へ行ってきました。

 

3月13日に始まった同展も、今月17日(日)までの開催。いよいよ終りに近づき、平日昼間でも、会場内は大変な混雑ぶりあせる
 
 
 
この特別展は、人間が、自らを生かし、動かすものの仕組みを理解するために、いかに多くの挑戦を重ねてきたか、その探求の歴史や功績、さらに最先端の研究に触れることができる、「人体展」の決定版(参考:特別展「人体」の会場で配布されたパンフレット)。

 

貴重な展示物の数々(本物の人体の臓器展示も!)や、人体研究の最先端にふれられて、あらためて人体の神秘に感心させられました。
 
私たちの体の中の各器官についての解説パネルも豊富で、興味のあるところだけを観賞してまわっても、あっという間に約1時間半ほど経っていた感じです。その中でもとくに興味深かったコーナーが二つ。
 
一つは、血管に関する解説・模型展示です(このコーナーは撮影禁止)。
 
大人の場合、血管の長さを全部足すと、約10万キロメートルになるというのです。10万キロってどのくらい長いか想像できますか?
 
地球の赤道を2周半した長さ、なのです。そのうちの約90%は毛細血管
 
地球を2周半できるほどの長さを持つ血管を血液が流れているわけですが、その量は、体重の約13分の一。体重60キログラムの人であれば、血液量は4.6リットルとなります。
 
一分間に心臓から血液は約5リットル送り出されているそうですから、心臓がいかに凄い仕事を、日々絶える間なくしてくれているか...。ありがとう、心臓!と思わず心の中でつぶやいてしまいましたハート
 
そして凄いのは心臓だけではありません。私たちの体の中にはいろいろな器官(肝臓、膵臓、腎臓、肺、胃、腸・・・など)がありますが、最新の研究では、各臓器がさまざまな“メッセージ物質”をやりとりしていることがわかってきたというのです。
 
興味深かった展示のもう一つが、これ。各臓器がさまざまなメッセージ物質をやりとりしている様子を、会話に置き換えて表現した空間。「ネットワークシンフォニー」と名付けられていて、ここは撮影OKです!
 

 

これまでは、脳が全身の内臓をつかさどり、指令を出していると考えられてきましたが、近年では、内臓同士がコミュニケーションをとり、相互に反応しあっているということがわかってきたというわけです。

 

例えば、心臓が疲れると、ANPという物質が放出され、「疲れた。しんどい」というメッセージが腎臓に送られます。すると腎臓は、尿を生み出す器官であるため、尿の量を増やして血液量を減らします。このことによって血圧が下がり、心臓の負担は軽くなるという仕組み!

 

 

この空間(↑)は、けっこう広い。それぞれの器官の下に立つと、メッセージを聞くことができます。

 

「疲れた」「しんどい」・・・など、ほんとに言ってそうで、リアリティがありました(苦笑)。大音量(!)でのメッセージを聞きながら、あらためて、どの器官もがんばって働いてくれているんだなと、自分の身体がとてもいとおしく思えてくるのでしたハート

 

せめて一日の終りに(就寝前)、自身の内側に広がる世界に思いを巡らせて、感謝の気持ち(メッセージ)を伝えてから眠る習慣を、これからも続けていこうと思いますお月様