昨日(10/13)は「三鷹・星と宇宙の日2017」のプレ公開日。夕方から天体観望会も行われる予定だったので、今年も自転車で行こう!とはりきってましたが、天気予報通り、生憎の雨天で中止に...。野外での観望会や太陽観測施設など一部のイベントは中止になってしまったものの、国立天文台三鷹キャンパスは多くの見学者で賑わったようで、その様子が、昨夕のNHK「首都圏ネットワーク」(下)で取り上げられていました。
 
 
私は、自宅でラクして(!)、YOU TUBEで生中継された天文講演会を楽しみました。会場に行って聴講するつもりだったのですが雨に負けて...ふんわり風船星
 

『熱い宇宙の代表格:ブラックホールを探せ』
(16:15-17:00)
東京大学 特任研究員
山口正輝さん
 
今年のテーマが「熱い宇宙・冷たい宇宙」。ということで、昨日は、熱い宇宙の代表格、ブラックホールの講演会がありました。ちなみに、今日の本公開では「チリ・アタカマから観る『暖かな』宇宙」(11:30~)「アルマ望遠鏡が見つける冷たい宇宙」(13:15~)を含めて、講演会、ミニ講演会が多数予定されています。
 
以下、昨日講演会の簡単な視聴メモです。
 
まずは、「ブラックホールって何?」というお話から。
ブラックホールという天体の特徴は以下の3つ。
◆重力が強く光さえも脱出できない
◆重い星がつぶれてできる
◆近くに物質があれば吸い込む

 

私がブラックホールという名称を初めて聞いたのは小学高学年か中学生の時だったと思います。当時イメージしたのは、真っ暗な穴。空の彼方の宇宙空間に、目には見えない穴がぽっかりと空いていて、それは、近づくもの全てを瞬時に飲み込んでしまう蟻地獄のような存在に違いない、と。その穴にうっかり足をすべらせて飲み込まれていく自分の姿を、なぜか、しばしば想像したものです。真っ暗な穴の中で、私はぺしゃんこに押しつぶされてしまう。その時、どのくらい痛いのだろう・・・、などなど。そんな想像するだけで、息苦しさを覚えたものです。実際には、そんな場面に遭遇するこはあり得ないわけですが...あせる

 

私は、それから長らく、ブラックホールに対して、暗く冷たいトンネルのような印象を持ち続けていたのですが、実際には、熱い宇宙の代表格。ブラックホール周りのガス円盤温度は1千万度で、いつでも観測可能な現象では宇宙最高温度だといいます。ちなみに、太陽の表面温度が約6,000度ですから、1千万度って、いったいどんなレベルの暑さなのでしょう、ね。

 

 

ブラックホール理論は、アインシュタインの一般相対性理論が発表された直後1915年に、シュバルツシルトが導きだしたとされていますが、実際に確かめられたのは、50年以上経ってから。1970年頃にはくちょう座X-1が発見され、現在は銀河系内に60個ほど見つかっているといいます。

 
 
実際に目で見えない天体をどのように探すのか、気になるところですが、最近(10月初旬)、ノーベル物理学賞の受賞でも話題になった重力波(同賞は、2016年に発表された重力波を直接検出したという業績がたたえられたもの)を検出することで、探すことができるようです。
 
講演では、これまで行われていたブラックホール探査法と新たな探査法に関する話題や、2013年に打ち上げられたヨーロッパの衛星「ガイヤ衛星」によって、大量のブラックホールが見つかるかもしれないという可能性(2020年にデータ公開予定)や、2024年に国立天文台が打ち上げを計画している衛星のお話など、盛りだくさんでした。詳しくは、またどこかで...キラキラ
 
重力波とかブラックホールについて知ることは、日常生活や仕事に直接には役に立たないものですが、宇宙の創世の謎に迫る、あるいは、私たちはどこから来て、どこへ行くのか・・・という生命の根源的な問いに関わること(2016.2.13ブログ「宇宙創世の謎が解けるかも?重力波初観測成功の快挙!」参照)。文系の私にとって、理解するのはなかなか難しいものですが、興味はつきませんふんわり風船星
 
 

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