街中の梅も咲き始め、春の気配が感じられるようになってきたものの、寒さと乾燥の日々が続いていますね。


一昨日(日曜)の朝、家事をしながら見ていたTV番組、TBS系列「健康カプセル! ゲンキの時間」(7:00~)で、「実は恐ろしい冬の乾燥」と題した特集をしていました。


冬の乾燥は、何よりもお肌の大敵。悩ましい問題ですが、その他にも、身体にさまざまなトラブルをもたらすようです。


空気が乾燥し、知らぬ間に身体から水分が奪われてしまうことによって引き起こされるドライマウス、ドライノーズ、冬脱水について、主な症状や対策法を紹介していました。


ドライマウスは、唾液の量が減ってしまうことで、口の中が乾燥してしまうこと。口臭や舌のひび割れ、痛みの原因になるといいます。


また、唾液が減ると、口の中で雑菌が繁殖し、誤嚥性肺炎を引き起こし、死につながる危険性もあるとのことです。


ふだんはあまり唾液の量を意識することはないと思いますが、唾液はとても重要な役割をしているのですね。


セルフチェック法としては、①口が乾いて話しにくい、②口の中がネバネバする、の状態が3カ月以上続いたら、ドライマウスの可能性ありだそうです。


続いて、ドライノーズ。鼻の中の粘膜が乾燥してしまう症状です。


ドライアイやドライマウスに比べると、認知度が低い印象がありますが、案外この症状の方は多いようです。


以下の3つの項目のうち、一つでも当てはまるようであれば、ドライノーズの可能性があるとのこと。


①鼻にムズムズ感や異物感がある。

②鼻をかんでも何も出ない。

③鼻をかむと血が混じる。


鼻の粘膜が潤っていれば、細菌やウィルスをブロックしてくれますが、乾燥することで、それらが身体に入りやすくなってしまいます。風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうわけです。また、これからの時期ですと、花粉が粘膜の奥まで入り込み、アレルギー反応が進行するなどの不快症状にも影響するようですよ。


番組では、ドライノーズ対策として、以下の方法を紹介していました。


塩小さじ1を500ccの水に溶かし、顔の前で霧吹きをして鼻から吸い込む、という方法です。適量の塩を溶かした水(生理食塩水)を使うことで、身体に吸収しやすくなるようです。


最後に、ドライマウス、ドライノーズとともに気をつけたいのが、冬脱水。空気が乾燥し、体内の水分が奪われることによって、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるということです。


対策としてポイントは次の2つ。

①起床時&就寝前にコップ1杯の水を飲む。

②加湿器で湿度50%以上を保つ。


おおむね、湿度50~60%が過ごしやすい環境といわれています。冬期に流行するインフルエンザなどのウイルスは湿度50%以上で死滅するとのこと。


たかが乾燥、と侮れないものですね...。


三鷹の森ヨーガのクラスでも、アロマ加湿器を導入して乾燥対策に留意してます☆